ある日、中庭で(3月のバリ島)

dry flower28/03/14
こんにちは。今日も、今年3月下旬に旅したバリ島のことを書きます。
私がガムランの楽器グンデル・ワヤンを習っている師匠のお宅は、
敷地内はバリの伝統的な建物配置になっています。
各家族の居住棟や儀式用の東屋が、中庭を囲むように建っているのです。
中庭は、洗濯物を干したり、作業をしたりする生活の場でもあり、
子供たちの遊び場でもあります。
また、家で大きな儀式をする時は、その会場にもなります。
よく晴れた日は、中庭にいつもこうして落ちたお花を干しています。
香りが良いので、アロマオイルの原料になるのです。
たくさん干してまとめておき、時々回ってくる仲買人に売るのだそうです。

干していたのは、このお花、フランジパニ(プルメリア)です。
frangipani28/03/14
師匠宅の中庭では、真ん中にこの木が植わっています。
この花は、バリではジュプンとか、カンボジャなどと呼ばれています。
日常のお供えにもよく使われるので、民家の庭やお寺によく植えられています。
ただしお供えに使うのは、まだ落ちていないきれいなお花だけです。
神様と人をつなぐものとして、お花はとても大切に扱われ、
お祈りの時にも指にはさんだり、その後髪や耳元にさしたりします。
男性も、よくお花を耳元にさしているのを見かけます。
お供えやお祈りには何色かのお花を使うので、庭にも色とりどり植えています。
このフランジパニは、1本の木でピンクと白が咲いていました。
師匠は、接ぎ木をして仕立てたのだと言っていました。

花びらがあっという間に乾く暑さのこの日、レッスンは午前中にありました。
バリ暦の新年「ニュピ」の3日前、新年を前に、各村で浄化の儀式が始まる頃です。
師匠の奥様と3歳の娘さんは、朝から寺院に行ってきたようで、正装姿でした。
僧侶にお清めをしてもらってきたとのことです。
その時のお供えのお下がりで、お家に果物がたくさんありました。
おやつに、中庭に面したテラスでその果物をいただきました。
rambutan28/03/14
赤いもじゃもじゃは、ランブータンです。
つめでちょっと切れ目を入れ、きゅっとひねると皮が剥けます。
中から白くつるんとした実が出てきます。
甘酸っぱくて果汁たっぷり、私の大好きな果物の一つです。

一緒に盛られた薄緑色のものは、和名で「バンレイシ」という果物です。
バリでは「Silik aya(スリッ・アヤまたはスリカヤ)」と呼ぶと教えてもらいました。
英名はシュガーアップル(またはカスタードアップル)です。
日本でも沖縄では、「釈迦頭(しゃかとう)」と呼ぶ人が多いようです。
以前、那覇市の市場でも売られているのを見かけましたが、
名前の横に「森のアイスクリーム」というキャッチフレーズが書かれていました。
たしかに甘くどろっとして、アイスクリームやカスタードみたいです。
これも、皮ごと手でわって、中をそのままかじります。
熟すとすぐ柔らかくなってしまうので、輸入は難しいそうです。
私も日本では、沖縄以外で見かけたことがありません。
奥の別皿に盛られているのは、竜眼(リュウガン)です。
バリでは「レンケン」と呼ばれています。
これは皮が薄く、ちょっと爪を立てるとすぐ剥けます。
中は白いつるっとした実で、味はライチのような甘さです。

この中庭で、以前から気になっていた植物が、
花と実をつけていたので、やはりあれとわかりました。
sangoaburagiri28/03/14
サンゴアブラギリ(イモサンゴ)です。
昨年沖縄の石垣島で見つけ、名前は帰ってから調べてようやくわかった植物です。
鮮やかな緋色が、南国の日差しによく似合います。
沖縄で見たお花をバリで見つけることも多く、そんな時はちょっと嬉しくなります。

大きな水瓶に植えられたネッタイスイレンも、鮮やかに花開いていました。
water lily28/03/14
清々しい青紫色と、可憐な形に目を奪われます。
このお花の中には別の世界が広がっているかのように思えます。

この日はお昼に、ブンクス(持ち帰り)のナシ・チャンプルをごちそうになりました。
ご飯の周りに、いろいろなおかずが盛られたものです。
お腹いっぱいになると、テラスでみんな「イスティラハ(休憩)」です。
ごろりと横になり、空を見上げると、中庭を涼しい風が吹き抜けていきました。
とても幸せなひとときでした。

この翌日は、夜明け前から散歩し、素晴らしい日の出が見られました。
明日はそのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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こんばんは

果物の説明文を読みながら、喉がゴクッてなっちゃいました。
美味しそうなんですもの(^-^)
ライチも大好きな果物だし、食べてみたいですね。
こういう果物が食べられるのって、南国ならではですもの。

梅雨明けしてこの暑さなので、余計に食べたくなっちゃいます。

No title

バンレイシやイモサンゴ、沖縄で見たことないんですよ~。
リュウガンは時々見かけて食べたりもしたのですが。
バンレイシ食べてみたいな~。
那覇の公設市場あたりで探せば手に入るかしら?
イモサンゴはホントびっくりサンゴにそっくり~!
スイレンはもう南国にびったりなお花ですね~。
美しいです。

こんにちは!

赤いもじゃもじゃランブータン、「食べられたくないわよ!」っていう感じですね。
大きさはどれくらいなのかしら?

ネッタイスイレン、目を引く色ですね!!
本物を見てみたくなりました。

お花とフルーツ

里花様

こんばんは、

 お花も果物も思い出します・・・・、家々には いつも
 信仰のお花が飾られていますね、そんな神様に近いバリですね。

 ランプータン 透明な乳白色の実で果汁も多く
 私も大好きでした。
 竜眼も よくいただきました。

 スリカヤの記憶はないのですが 食べてないだけかも
 知れません~(笑)
 同じ名前で日本では 春先に薄紫で丸い小さな粒粒が
 重なった様な花がありますが・・・・。
 
 このスイレン 鮮やかできれい~

 

 
  
 
 
 

No title

イモサンゴ その名の通り サンゴのような とてもユニークな形の植物ですね かわいいです

沖縄までいったらバリに咲いている植物がいくつか見られるんですね 見てみたいです イモサンゴ




No title

コメントの途中で変なボタンを押してしまいました。

ランブータンの見た目が海の中の生物みたいと
コメントしてたのですが重複してたらゴメンナサイ。

ネッタイスイレンて実物は大きいのでしょうか。
写真ではかなり大きな花に見えます。
南国の植物は鮮やかで青空に映えますね。

こんにちは。

ランブータンの花、ぱっと見ると
花のようにもみえますね。

薄緑色の、和名で「バンレイシ」
そのほかの国で呼び方が変わって
それぞれで面白いです。

先日から里花さんの、プロフィールで
「いつかバリにお引越し」というのが
気になっているこのごろです。
着々とご計画を立てられているんでしょうね。
すごいな~

☆カミさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

実は私も、写真を見てたら味を思い出して、
すっごく食べたくなっちゃいました!
ライチがお好きだったら、ランブータンやリュウガンも
きっとお好みではないかと思います♪
南国の果物は、食べると不思議と汗がひいて、
のどの乾きもいやされます。
暑さで消耗した体に必要なものを、
ちゃんと補給してくれる気がします。

☆さとちんさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

バンレイシは、以前牧志か農連のはずれで見かけましたよ。
傷みやすいせいか、どの店にもあるって感じじゃなかったです。
その時は品種名で「アテモヤ」とか「チェリモヤ」って書いて
売ってました。たぶん真夏、8月だったと思うな〜。

イモサンゴは、花茎の感じが深海の紅サンゴみたいですよね!
スイレンも、熱帯のは日本で見ないような色合いのがあって
ほんとにきれいだな〜と思いました。

☆杜のタマゴさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

そうですね〜私もランブータンを初めて見たときは、
「どうやって食べるの?」と思いましたよ。
(ホテルのスタッフに聞きました)
大きさは、皮をむく前はたまご大くらい、
中の実はピンポン玉大くらいです。

ネッタイスイレンもいろいろ品種があるようなんですが、
温帯のスイレンにはない鮮やかな色で、きれいです♪
鮮やかな色のものがあり、

☆yokkoさんに♪こんにちは

また訪問&コメントありがとうございます♪嬉しいです。

バリはほんとにお花があふれる島ですよね。
それをお供えに、お祈りにと使い、髪にさし、
生活に密着しているのが美しいなと思います。

ランブータンやリュウガンも、食べてらしたんですね〜。
皮をむくとたれるほど果汁たっぷりのランブータン、
私もほんとに大好きです。
リュウガンは、3歳のちび娘ちゃんも自分で皮むいて食べてました。
果物の種類があまりに多く、私もまだ未体験のものがたくさんです!
スリカヤは、バリで「シリッ」とも呼ぶこともあるようです。
私も沖縄では何度か見て食べていたけど、バリでは初めてでした。
同名のお花の方は、私は知りませんでした〜。

熱帯のスイレンは、日本で見ない色のものがあってきれいですよね!

☆ハワイアイランドさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

イモサンゴは、石垣島で見たとき、遠くからでもお花の緋色が
ぱっと目立ちました。
実は、見た目が何だかサンゴっぽいな、と思って「サンゴ」で検索したら
初めて名前がわかったのです。
名前をつけた人も、同じように見えたんだなって嬉しくなりました。

沖縄まで行くと、熱帯の花々が結構露地で見られるのが嬉しいです。

☆ちっちさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪
(コメント重複にはなっておらず大丈夫でしたよ。)

ランブータンの見た目、ああ確かに、海の中にいそう!
ウニとか、そんな感じもしますね〜。
これがもし海の底に沈んでたら、刺されそうでびっくりしちゃいますね。

ネッタイスイレンは、日本で見るスイレンと同じくらいか、
むしろやや小さめかな、という感じです。
花の形で、ちょっと広がりが大きく見えるのかもしれません。
青空に映える鮮やかな花々は、ほんとにきれいです。


☆ゆずさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

言われてみると、ランブータンの鮮やかな色と不思議な形は、
お花のような華やかさもありますね!
「バンレイシ」は、いろいろ呼び名がありますが、
私が沖縄の市場で見たときは、品種名で
「アテモヤ」とか「チェリモヤ」と書いてありました。

「いつかバリにお引っ越し」は、ずっと心の中で思ってるのですが、
具体的な計画はまだほとんど白紙状態・・・(笑)。
でも、こうして書いとくと、ほんとに早く叶う気がして、
つい書いてしまいました!

No title

竜眼、おいしいですよねー。
楊貴妃が愛したフルーツは、ライチということになっていますが、
ホントは竜眼だったのでは?という説もあるようです。

☆つかりこさんに♪こんにちは

いつも訪問&コメントありがとうございます♪

竜眼は、さっぱりして結構後をひく美味しさですよね。
3歳のちび娘ちゃんも、次から次へと自分で皮を剥いて
食べてました。
楊貴妃が愛したフルーツがこれだったかもって説は初耳です!
もしそうなら、日本でももっと知名度が上がるかもですね。
プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住むつもりでいます。

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