キフ(黄斑)タコノキ<2017年3月>
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月31日朝の続きです。
浜辺や遊歩道沿いではタコノキやその仲間をよく見かけます。
タコノキは、熱帯に約140種が分布する樹木で、大きさは種類により様々です。
この朝浜辺で見かけたのは、葉に黄色い筋が入るキフ(黄斑)タコノキで、
あまり背が高くならず、明るい雰囲気の葉がきれいです。
タコノキの仲間は、アダンなど葉の縁に棘があるものもありますが、
このキフタコノキは葉に棘がなく、途中から枝垂れた葉が柔らかい雰囲気です。
葉だけ見ると、斑入りのニューサイランにも似ていますが、
気根が出た幹が見えるので、れっきとした低木です。
気根が地面にしっかり食い込むので、砂質の土壌でも倒れにくく、
熱帯や亜熱帯では、防風・防潮のために植栽されることも多いようです。
午前7時近くなり、ビーチのパラソルも開いていました。
夕方から夜には閉じられるこのパラソルが、朝には一斉に開き、
ホテルやビーチクラブのゲストを待っています。
朝早くにはよく見えたアグン山も、次第に霞んできていました。
新月から3日後で、潮はまだ大潮、干潮時には浅瀬の海草が
かなり露出して見えています。
前年8月の滞在時、まだ工事中だったお寺の門は既に出来上がり、
両脇に像が従えられています。
できてまだ1年も経っていないのですが、既に苔むした感じで、
古びていくのも早い気がします。
こちらは素材が違うのか、あるいは毎日磨いているのか、
まだピカピカ、遊歩道沿いのレストラン前にある像です。
漁師のポーズに、やたらに大きい魚もひょうきんな感じです。
いつも散歩中に見るロータリーの”漁師の像”とはまるで違う姿ですが、
これはこれで、見慣れてしまうと親しみを感じます。
浜辺に置かれた伝統船ジュクンの向こうに、アグン山がぼんやり見えています。
モモタマナの大木が、優しい木陰を落としています。
この日は午前中からレッスンだったので、散歩はこのくらいにして戻りました。
明日は師匠宅でのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
※植物については、次のサイトを参考にしています。
「ヤサシイエンゲイ」より「タコノキ(パンダヌス)とは」
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