ニュピ明けのレッスン、おやつとランチ<2017年3月>

dodor1-29/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月29日の続きです。
ニュピ明けのこの日も午前中からのレッスンで、師匠宅に行きました。
コピと一緒に頂いたのは、素朴なお菓子”ドドルDodol”です。
ぷっくりとした形も可愛いドドルは、インドネシアの伝統的なお菓子の一つです。
トウモロコシの外皮に包まれ、両端を紐でしばってあります。

皮をあけるとこんな感じです。
dodor2-29/03/17
本には”もち米粉とヤシ砂糖で作るヨウカン状の菓子”とありましたが、
ヨウカンよりかなり硬く、食感としては”ゆべし”が近いです。
結構甘いので、コピのお供には1つで十分なくらいです。
歯にくっつく感じが気になり、普段あまり積極的には食べないのですが、
たまに食べると素朴な味わいがいいものです。

茹でトウモロコシもいただきました。
corn29/03/17
朝食を食べてこなかったので、ちょうどいいヘルシーな朝ごはんになりました。

1日開いてのレッスンは、新鮮な気持ちでした。
といっても、「やっぱりまだまだだな」と実感したのが正直な気持ちで、
一番最初に習った曲Candi Rubahでさえ、まだ美しく弾けないと思いました。
12月にど忘れして冷や汗をかいたSrikandiも、もう忘れずに弾けるけれど、
師匠のように美しい音が出ていないのが、自分でよくわかります。
とにかく1回1回、丁寧に練習していくしかないわけで、
集中して音をよく聞きながら練習していると、いつも以上に汗をかきます。
体だけでなく、脳みそも汗をかいてるみたい・・・なんて自分で思いました。

やがてお昼になり、バビグリンをいただきました。
お店のバビグリンは、子豚丸焼きを切り分けて盛り合わせたもので、
ブンクス(持ち帰り)してきたのを時々師匠宅でいただきます。
lunch1-29/03/17
カリカリの皮にジューシーな肉、たっぷりのスパイスが効いています。

ミーゴレンはいわゆる焼きそばですが、これもおかずです。
lunch2-29/03/17
バビグリンもミーゴレンも、お店によって味が違いますが、
このミーゴレンは野菜たっぷりであっさりめの味でした。

各自のお皿に、ご飯とおかずを好きなだけよそって食べます。
lunch3-29/03/17
こうやって食べるバリのごはん、大好きです。

「これも美味しいよ」と師匠が言った”トム・バビ”、
これは初めて食べました。
lunch4-29/03/17
師匠は”Tom babi”とメモしてくれましたが、”トゥム”とも言うようです。
肉のミンチや血などをスパイスと混ぜ、バナナ葉で包んで蒸したものです。
中の具は豚肉に限らず、鶏肉やウナギなどでも良いそうですが、
バビグリンのお店なので、これは豚の脂身と血を混ぜたものでした。
見た目で血を固めたものだな〜とわかり、恐る恐る食べてみたのですが、
生臭さは全くなくて、レバーみたいなコクがありました。
スパイスとハーブの香りも効いて、いいお味でした。

食後はのんびりお昼寝したり、中庭の花々を眺めたりしました。
明日もこの日の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

※食べ物については、次の本を参考にしています。
  「バリ島じゃらんじゃらん」佐藤明美著 トラベルジャーナル社
  「アジア食文化紀行 バリ料理」ハインツ・フォン・ホルツェン、ウェンディ・ハットン、ロテール・アルサナ
                            チャールズ・イー・タトル出版 ペリプラス事業部
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朝日と初コピ<2017年3月>

morning4-29/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月29日朝の続きです。
ニュピ明けの朝、午前7時にもなると海辺にも人が増え、
近くのワルンも店開きしていました。
朝日をいっぱいに受けた”漁師の像”の後ろでも、お姉さんが店を開け、
軒先に吊るすスナック菓子を用意しています。
空色のクロスをかけたテーブルには揚げ物が並び、
大きな空色のジャーには、多分ごはんが入ってると思います。
軒先には木の棒を張り出して白い布を張り、日よけにしています。
この日よけの白と、クロスとジャーの空色が爽やかで、
何だかいい感じだな〜と思いました。

いつもの浜辺のワルンで、ちょっとコピを飲んでから帰ることにしました。
morning5-29/03/17
モモタマナの木の下の椅子に座ると、海の向こうにアグン山が見えます。
砂浜に座って海を眺める人たちの近くでは、ルンピア(揚げ春巻)売りが
もうガラスケースを広げて商売を始めています。

いつもの熱くて甘いバリのコピ、おばちゃんが運んできてくれました。
morning6-29/03/17
思えばニュピ明け、バリ島サカ暦の新年の朝だから、これが”初コピ”とも言えます。

コピをすすりながら海を見ると、もう大勢の人が海にいます。
morning7-29/03/17
浅瀬では子供も大人も、楽しそうに海に浸かっています。

ワルンにも次々お客さんが来てはコピを飲み、食べ物を買っていきます。
ワルンのおじちゃんは浜辺でせっせとレンタル用の浮き輪を膨らませ、
露店のパラソルもいくつか開いています。
morning8-29/03/17
清々しい朝日に満たされた、にぎやかな新年の浜辺でした。
前日の完全な静寂のあと、この休日のにぎわいの中にいるのも
悪くないものだな〜なんて思いました。

コピを飲み終え、ホテルに戻ってシャワーを浴び、レッスンに出かけました。
明日は、師匠宅でのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
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ニュピ明け・早朝の海辺<2017年3月>

morning2-29/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月29日の続きです。
ニュピ翌日の朝、早めに散歩に出て、美しい日の出を見ながら歩いていると、
ビーチににゅっと、オゴオゴが現れました。
オゴオゴは悪霊などを模したハリボテ人形で、ニュピ前夜に街を練り歩きます。
従来は行列の後、燃やして悪霊祓いとすると聞いていましたが、
最近は燃やさずに飾っておくことも多いようです。
このオゴオゴも、竹の担ぎ台ごとビーチに置かれていました。
ニュピが開け、すっかり力を失ったかのようなオゴオゴです。

少しずつ太陽が昇り、ビーチに光が差し込んできます。
morning1-29/03/17
モモタマナの木の向こうで、空が明るくなってきました。

朝日を浴びて、ホウオウボクの若い実のさやが目立ちます。
hououboku29/03/17
写真中央、少し奥に見える木がホウオウボクで、マメ科の高木です。

このホウオウボク、12月に見たときは赤い花が満開でした。
flame tree fl.27/12/16
この辺りで咲き始めるのは10月頃と、以前泊まったホテルの庭園長に聞きました。
12月にたっぷり付いていた花は、3月にはもうなく、大きな緑のサヤが
ぶらぶらぶら下がっているだけです。
実は熟すと茶色くなり、弾けて種が出ます。
乾季になるとホウオウボクは葉も落としてしまいます。
8月に見るとまるで枯れ木のようで、弾けた後の大きな茶色いサヤだけが、
よく木の下に落ちています。

ゴバンノアシの実も、熟しかけて黄色っぽくなったものがありました。
gobannoasi29/03/17
ゴバンノアシはフトモモ科の常緑高木です。
私が遊歩道沿いで見るゴバンノアシは、乾季でも花や実をつけていて、
ホウオウボクほど花や実の時期ははっきりしないようです。

水鉢のハスは、この滞在では花は見られなかったけど、
葉の上の丸い水滴が朝日を浴びてきれいでした。
hasu29/03/17
輝く大きな水玉は、不思議な小世界みたいです。

西の空には、もくもくとした雲が見えました。
morning3-29/03/17
それでもこの雲は雨にはならず、この日もよく晴れたのでした。

散歩から帰る前に、浜辺のワルンでコピを飲みました。
明日もこの朝の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
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ニュピ明けの日の出<2017年3月>

sunrise2-29/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在のことを書いています。
素晴らしい星空と静寂の夜が明けた3月29日、午前6時に外出禁止も解かれるので、
朝6時20分頃、私も遊歩道に散歩に出ました。
まだ暗い木陰の向こう、東の空の雲間から、ぱっと明るく光が差してきました。

ニュピ明け初の日の出、いわばサカ暦新年の”初日の出”のようなものです。
sunrise1-29/03/17
バリ島の雨季は、ニュピを境にそろそろ終わると言われます。
実際にはその後も降る年が多いようですが、今回の滞在中は、
本当にニュピ前は雨が多く、ニュピの後は晴れ、という天気でした。

凪いだ海にも初日の出がくっきりと映り、空も少しずつ明るくなっていきます。
sunrise3-29/03/17
浜辺のワルンももう開いていたので、後でまた来ることにして、もう少し歩きます。

突堤や浜辺には、すでに大勢の人が遊びに来ています。
sunrise4-29/03/17
きっとニュピ明けを待ちかねて、朝6時すぐに家を出てきたのでしょう。
ホテルなど泊りがけの仕事が明け、帰る途中の人もいるかもしれません。
この時でまだ6時半なので、既にいるのは割と近くの人と思います。
遠くからの人も続々とこれから来て、もっと人が増えてきそうです。

アグン山も、山頂まで姿が見えています。
初日の出に初アグン山、何だかおめでたい感じのするサカ暦新年です。
sunriser5-29/03/17
サカ暦1939年の新年、元旦はニュピの日ということになりますが、
外出できる翌日が、日の出や山の眺めも楽しめ、晴れやかな気分が盛り上がります。

ニュピ当日は火が使用できないため、各家でも線香を使うお供えは控えるそうです。
そしてニュピ明けのこの日は、”グンバッ・グニ”と呼ばれ、新たに始まる1年の
火(エネルギー)を入れる儀式をしたり、家族が集まったりする日だそうです。
このグンバッ・グニの儀式については詳しくは知らないのですが、そういうものや、
また何かとあって忙しいのでしょう、午前中はまだ閉まっている店も多いです。

”漁師の像”も、静かなニュピの一日、ゆっくり休んだでしょうか。
sunrise6-29/03/17
今日は海もいいし、人ももうこんなに来ているなあ、なんて
また元気にいつもの朝を迎えたのでしょうね。

明日もこの朝の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

 ※グンバッ・グニについては、次のサイトを参考にしています。
   「バリ島アクセス」より「2017年インドネシア/バリの祝日・祭日・休日」
   「サリツアーズ・バリ旅行専門店」より「インドネシアの祝祭日」
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ニュピの夕方、そして夜<2017年3月>

sunset1-28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月28日ニュピの日の続きです。
静かな一日は暮れかけ、太陽も西の空のはしっこです。
薄雲はあるものの、お天気は夜までもちそうです。

少しずつ色を深める空、木々の葉もひっそりシルエットに変わっていきます。
sunset2-28/03/17
夜になったら、ここに満天の星が輝く!と思うとワクワクしてきます。
この日はバリ島中、灯火の使用も抑えているので、夜空が本当に真っ暗なのです。
(ホテルでも庭のライトはつけないし、部屋もカーテンを閉めてと言われます)
そして新月なので、晴れれば星だけが空に輝くことになります。

泊まっていたホテルでも、レストランは午後8時終了と言われたので、
早めに夕食を食べに行きました。
ビュッフェ形式で、お料理はパクパク食べてしまったので、
デザートの写真だけです。
お腹いっぱいでも、美味しいケーキは別腹ですね。
珍しくアップルシュトゥルーデルがあったので取りました。
オーストリアやドイツのお菓子として知られる、アップルパイのようなものです。
dinner2-28/03/17
これが美味!で、お腹いっぱいだというのに懲りずにお代わりしちゃいました。

バリ島で本来は断食する日というのに・・・私は結局、いつも以上食べています。
食後のカプチーノは、ちゃんと泡のアートがありました。
dinner3-28/03/17
美味しい夕食に感謝して、部屋で少し休んでから、星を見に出ました。

この日、敷地内も夜は暗くしているので、星はどこからでも見えるのですが、
少し開けたところに行くと、すごい星空です。
ココヤシの葉も、星明かりでくっきり黒いシルエットになって見えるほどです。
天の川もよく見えて、あまりの美しさに涙が出そうになります。
辺りが真っ暗な中で空の星だけが輝き、ふと宇宙を漂っているような錯覚に陥ります。
バリ中の灯が消えているだけで、こんなに星があるなんて、とびっくりです。
昔の人は、当たり前にこの星空を見ていたのかな、と思うと羨ましくなります。
この星空が見られただけでも、今回バリに来た甲斐があったね、
と夫がふとつぶやきました。
私も同じことを思っていました。
一年に一度、バリ島にしかないこのニュピの日は、ただ静寂の中にいるだけで、
心が穏やかになっていくようです。
無事に生きていて、今回もまたバリに来てニュピの日を過ごすことができ、
素晴らしい星空を見られて良かったなと、しみじみ思いました。
星々を見上げながら、当たり前のような毎日が本当に愛おしくて、
これからも日々を大切に進んでいこう、と思えたのでした。

明日は翌朝のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
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ニュピの日・前日からのお供え<2017年3月>

sangah cucuk28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月28日夕方の続きです。
ホテル敷地内を散歩していると、サンガー・チュチュSanggah Cukcukがありました。
祭礼や儀礼の時だけ門前に立てる祭壇の一つで、この三角形の屋根のものが
”サンガー・チュチュ”だと師匠に聞きました。
詳しい意味はよくわからないのですが、ムチャル(悪霊、地霊をなだめる儀式)や
火葬関連の儀礼の時などに、この形のものを見かけます。
ニュピ前日に行う儀礼Taur Kesanga(Ngrupuk)もムチャルの一つなので、
このサンガー・チュチュを各家でも立てるのだと思います。
前日に供えた供物が中にぎっしり詰まり、横にも供物用の小さなティパットなどが
たくさんぶら下がっています。

バリ島の特別な日・ニュピについて、記しておきます。
ニュピはバリ島で古くから使われるサカ暦(太陰暦の一つ)で十番目の月、
Sasih Kadasaの初日で、新月の日になります。
西暦での日付は毎年ずれますが、大体3月終わり頃で、今年は3月28日でした。
この前日の暗月の日に、冥界の神ヤマ神が大掃除をするので、ブタ・カラBhuta Kalaが
地界から追い出され、地上に這い出てくるとされます。
※ブタ・カラは悪霊と訳されますが、シワ神の破壊的な一側面とも考えられ、
 災いをもたらす大きな力を持つとされます。
 そのため、供物と儀礼によりその力を善へと転じ、共存共栄することが大事と考えるのです。

ニュピ前日はバリ島中で悪霊払いの儀礼を行い、一年の穢れを祓い清めるのです。

ニュピはSepi(スピ=静か)が語源で「静寂の日」とも言われます。
労働、外出、火の使用、殺生が禁じられ、本来断食と瞑想で内省して過ごすそうです。
”悪霊ブタ・カラに見つからないよう、いかにも「この島には誰もいません」と言うように
家にこもり、生活の匂いも感じさせないよう過ごすのだ”とも言われます。
実際に断食するかや、静かに過ごす度合いは家や地域によっても違うようですが、
厳しいお家もあるようです。
ホテルのある女性スタッフは、「この日は娘とも一言も口を聞けない、誰とも話さない」
のだと言っていました。
子供達も、「騒いだら悪霊に見つかっちゃう!」なんて思うと、
怖くて静かになるのかもしれませんね。

観光客も宿泊施設の敷地内から出ることはできませんが、ホテルの営業自体は許され、
ホテル内のレストランで食事も出してくれます。
当日シフトに入っているスタッフは、帰れないので前夜と当日の夜は泊まり込みです。
(仕事は大変と思うけど、私が見る限り、若いスタッフは”お泊まり”も楽しいようです。)

私たちもホテルにいる限り、食事もあるし、何も心配せずのんびりしていられます。
そろそろ日が傾き、澄んだ大気を、夕方の光が満たしていきます。
sunlight28/03/17
ホテル敷地内にいるだけですが、澄んだ空と静けさをたっぷり味わい、
心が穏やかになっていきます。

バリ島サカ暦は太陰太陽暦なので、月ごとの季節感は、毎年大体同じになります。
師匠も「なんとかの月は雨が多い」とか「なんとかの月は強風が吹く」
とかよく口にしています。
ニュピのある第十番目の月Sasih Kadasaは、ちょうど雨季が終わりかけの頃で、
”稲の収穫に良い時期”とされます。
バリ島の稲作は、今でこそ2〜3期作が主ですが、1970年代に品種が変わる前は、
年1度、雨季に稲作を行う地域が多かったそうです。
とすると、昔はちょうど雨季の終わり、ニュピの前後に稲が実り、
刈り取る収穫の時期ということになります。
その時期に大がかりな悪霊払いの儀式をして、新しく一年を始めるとすることは、
個人的に推測すると、どうも稲作と関係が深いように思えます。
バリ島の寺院祭礼オダランも、古い寺院の場合はサカ暦でするところが多いです。
バリヒンドゥーの総本山ブサキ寺院及び、ブサキ寺院と関連の深いバトゥール寺院は、
サカ暦でニュピ後の満月が毎年オダランにあたります。
昔ならこれも稲の収穫時期に当たるわけで、、ひょっとすると日本の11月の
”新嘗祭”のような意味があったのかもしれませんね(個人的推測です)。

今では稲作も2〜3期作が多く、季節感は変わってしまっているでしょうが、
雨季のバリ島は、花々が多く緑も深いことに変わりありません。
spider lily28/03/17
足元には、スパイダーリリーの花がパッと開いていました。

見上げると、ジュプン(プルメリア)の花もたっぷり咲いています。
frangipani28/03/17
ジュプンの木、雨季は花だけでなく葉も多く茂ります。

ニュピの日は、労働や外出だけでなく火の使用もできないので、
仕事に行かないし、家にいても料理や家事はできないということになります。
師匠も、ほとんど年中無休で演奏の仕事をしていますが、ニュピの日だけは
毎年必ず休みになる、家でゆっくり静かに過ごせる、と楽しみにしています。
思えば、家事に忙しい主婦だってこの日は何も”できない”ので、
何もしなくていい、家によっては話さえしなくていい、ということです。
ある意味、誰にも気兼ねせず体も心も休められると思います。
日本でも昔はお正月や小正月など、女性が家事をしない風習もあったと思います。
宗教的な意味も大切ですが、実際には体を休められる、というのも
神様の粋な計らいかもしれませんね。

私も、何かできないのでゆっくりできる、そして静けさを味わえる、
このニュピの日は大好きです。

明日もこの日の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

 ※ニュピについては、次のサイトを参考にしています。
  「バリ島ナビ」より「ニュピ〜サカ暦の新年」
  「バリ島旅行.com」より「バリ島のお正月ニュピ」 
  「ウブド・バリ アパ?情報センター バリ島見聞録」より「ニュピ」
   
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ニュピの日・夕陽を浴びる花々<2017年3月>

hibiscus28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月28日の続きです。
この日はバリ暦で”ニュピ”の日、観光客もホテル敷地外に出られないので、
私も昼間は部屋でのんびり過ごし、夕方また敷地内を散歩しました。
夕陽を浴びて、花々も朝とはまた違った感じに見えます。
ハイビスカスも、花だけでなく葉や茎の輪郭も、光でくっきりしています。

ココヤシの葉をバックに、オオゴチョウの花も鮮やかです。
peacock flower28/03/17
花びらの形、長い雄しべ、小さな蕾もよく目立ちます。

ヤマドリヤシがまとまって植わった一角で、上を見上げるのも好きです。
yamadoriyasi28/03/17
ココヤシより小ぶりでしなった葉が重なり合うと、とても風情があるのです。
葉ずれの音も、さわさわ、という感じで優しい感じです。

背の高いパンノキの、独特な形の葉が夕空にシルエットで目立ちます。
pannoki28/03/17
パンンキはクワ科の常緑高木で、特徴的な葉の形で、そうとわかりやすいです。
パンノキには、有核種つまり実の中に大きな種があるタネパンノキ(Breadnut)と
無核種つまり種なしのタネナシパンノキ(Breadfruit)とがあります。
どちらも緑色の大きな丸い実ですが、タネパンノキは実の表面がボツボツしていて、
ジャックフルーツに似た感じです。
タネナシパンノキは表面がつるっとしています。
この時は実はついてなかったけど、前に見た時はボツボツの方の実だったので、
この木はタネパンノキの方です。

タネパンノキはバリでTimbulと呼ばれ、ナンカ(ジャックフルーツ)の若実と同様、
スープや煮込みに使い、私も師匠宅で一度そのスープを食しました。
(食べた時の記事はこちら→「ある日のお昼ご飯とレッスン」
師匠と奥様の話では、ティンブルTimbulの方が実が小さいので、
時に巨大になるナンカの実より調理がしやすくていいのだそうです。
スープにすると、味がよくしみて美味しいです。

一方タネナシパンノキの実は、Wikipediaによればでんぷんが豊富で、
蒸し焼や丸焼き、あるいは薄切りで焼くなどして食べるのだそうです。
甘くないサツマイモのような感じらしいです。
また図鑑で調べると、タネナシパンノキのバリ名はSukunとありましたが、
私は食べたことがなく、バリでどう料理に使うのかは不明です。
ちなみに、南の島のお話で”パンノキ”と言って出てくるのは、どうやら焼いて食べる方の
タネナシパンノキでは、という気がします。
(私は子供の頃読んだ”ピッピ南の島へ”という本にも出てきた記憶があります)

明日も、夕方の散歩の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

 ※植物については、Wikipediaの他、次の本を参考にしています。
   「Fruits of Bali」Fred and Margaret Eiseman著 Periplus Editions
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ニュピの朝・ガーデンの花々②<2017年3月>

sikunsi28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月28日朝の続きです。
島中誰も外出できない静かなニュピの日、ホテル敷地内を散歩していると、
インドシクンシの花が咲いていました。
この花は、咲き始めは白で、次第にピンクから赤色に変化するのだそうです。
以前見たときは、全部赤色になった後の花だけだったので、
白っぽい色も混ざった花房を今回見られて嬉しかったです。
ここにあったのはまだ低木の状態ですが、シクンシはしだいにつる状になる木で、
以前泊まったホテルでは棚に仕立ててありました。

通路に沿って、カラーが植わっているところがありました。
爽やかな白のの部分は”仏炎苞”で、中心の黄色い穂状の部分が
本当の花ということになります。
この形の花は、サトイモ科の多くの植物で共通しています。
calla28/03/17
そういえばカラーって、和名は何だろう?と調べてみたら、
”オランダカイウ(オランダ海芋)”とありました。
日本にも江戸時代に渡来したそうで、”海芋=海外の芋”という意らしく、
当時国交のあったオランダから伝わったのが和名の由来だそうです。
俳句でも”海芋”は夏の季語になっているとありました。
そういえば日本で咲くのは夏ですね。
園芸品種が多く、葉の形もバリエーションがあります。

クロトン(ヘンヨウボク)も種類が多く、葉の色や形も様々です。
henyouboku28/03/17
バリのガーデンでは、鉢植え、地植えで何種類も植わっていることが多いです。

モンステラの葉も見事です。
特徴的な葉、モンステラの中でも代表的な品種”デリシオサ”だと思います。
leaf28/03/17
これもサトイモ科で、カラー(オランダカイウ)と同じ造りの花をつけますが、
こちらはホウライショウ(蓬莱蕉)、デンシンラン(電信蘭)の名もあるそうです。

午前9時半を過ぎ、日差しも強くなってきました。
sky1-28/03/17
空はますます青く、時折白い雲が流れていきます。

ヤナギバルイラソウの花は、紫色が涼しげです。
yanagibaruirasou28/03/17
この花は一日花で、夕方にはもう閉じてしまい、やがて落ちます。
でも毎日咲いているので、次々と花開いていくのでしょうね。
一見草の花に見えますが、キツネノマゴ科の低木です。
ここはやや高めに揃えてありますが、低く仕立てたのもよく見かけます。

さすがに暑くなって、一旦涼しい部屋に戻りました。
昼間はのんびりして、夕方涼しくなる頃に、またガーデンを散歩しました。
明日は夕方に見た花々のことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

 ※植物については、次のサイトを参考にしています。
   「おきなわ 緑と花のひろば」より「インドシクンシ」
   「みんなの花図鑑」より「オランダカイウ(カラー)」
   「ヤサシイエンゲイ」より「モンステラとは」
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ニュピの朝・ガーデンの花々①<2017年3月>

bougainvillea28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月28日の続きです。
バリ暦のお正月”ニュピ”のこの日、ホテル敷地の外には出られないので、
朝食後、花々をゆっくり眺めながら、敷地内を散歩しました。
ブーゲンビレアの枝が伸び、よく晴れて澄んだ青空に、ピンクの花が映えます。
右下の方に見えるのはテイキンザクラで、こちらもたくさん咲いています。

テイキンザクラの花は、ピンクというより赤に近い色です。
teikinzakura28/03/17
テイキンは”提琴”つまりバイオリンのことで、葉の形が提琴に似て、
花が咲く風情が桜に似る、ということでこの和名だそうです。
桜とは違う仲間で、トウダイグサ科の常緑低木です。
バリ島では、ホテルのガーデンや遊歩道沿いで植えられているのを見かけます。
寒さに弱い木ですが、日本でも沖縄では育つようで、
私も沖縄・西表島で散歩中、民家の庭で見かけています。

足元には、少し朱色がかった赤い花が咲いていました。
aloe28/03/17
たぶん、アロエの一種の花だろうと思います。

最近植えたらしき低木に、白い花が咲いていました。
lime2-28/03/17
この花、見るからに柑橘系ですよね。
たぶん、ジュルッ・ニピスJeruk nipis(ライムの一種)だろうと思います。
葉の感じで、最初は沖縄でよく見るゲッキツかな、と思ったのですが、
実もついていて、その感じがゲッキツとは違うようでした。

別の枝に、ちっちゃな実がいくつかついています。
lime1-28/03/17
ジュルッ・ニピスといえば、切って朝食のフルーツの上にのっていた、
あの柑橘です。
見た目は沖縄のシークァーサー(ヒラミレモン)の実にも似ているけど、
同じミカン科でも、種類は違うようです。
Jeruk nipisをインドネシア語のWikipediaで検索すると、学名はCitrus aurantifoliaと出ます。
しかしその学名で日本語で検索すると、メキシカンライムというのが出てきます。
つまりこの学名はライムの一種を指しているけど、その中でいくつか種類があるようで、
そのうちの一つがバリ島でよく見るJeruk nipisなんだと思います。
なお、Jeruk nipisの和名を”コブミカン”と書いているものもあるのですが、
コブミカンは文字どおり実の表面がもっとゴツゴツしてるので、違う種類ではと思います。
つまりミカン科のライムっぽいもの、いろいろ種類があって、混同されてるみたいです。
私もはっきりした違いがわからないのですが、見た目と、何と言ってもバリでホテルの庭に植えてるので、
一番ありそうなのがJeruk nipisだなと思い、そういうことにしちゃいました。もし違ってたらごめんなさい!


普段通りすがりに少し見るだけのガーデンの花々も、
ゆっくり見ながら歩くと、楽しいものでした。
明日もこの続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

 ※植物については、Wikipediaの他、次のサイトを参考にしています。
   「おきなわ 緑と花のひろば」より「テイキンザクラ」
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晴れたニュピの朝<2017年3月>

breakfast28/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在のことを書いています。
3月28日、バリ島で静寂の日とされる”ニュピNyepi”の朝、
散歩にも出かけられないので、ゆっくりと朝食を食べました。
みずみずしいフルーツの盛り合わせは、それだけでご馳走です。
鮮やかなピンク色はドラゴンフルーツ、甘くてとても美味しいけど、
うっかり服にシミをつけないよう、気をつけて食べます。
オレンジ色はパパイヤ、赤はスイカ、黄色はパイナップルです。
ライムのような柑橘ジュルッ・ニピスJeruk Nipisをちょっと絞ると、
フルーツの甘さが引き立ちます。

ニュピの日は、バリでは本来断食と瞑想をして過ごす日とされ、
私も断食してみたことがあったのですが、今回は普通に食べました。
断食してみた時は、さすがに水は飲みましたが、師匠の話では、
朝6時から翌朝6時まで24時間、水も飲まないのが正しいやり方だそうです。
バリ人も、厳格に断食する人もいますが、普通に食べる人も多いようです。

ニュピは、バリ島サカ暦で十番目の月Sasih Kadasaの最初の日で、
サカ暦新年とされる日ですが、西暦の日付では毎年少しずれています。
私たちも、毎回ニュピに合わせての滞在はできないのですが、
今年は予定した日程にちょうどニュピが当たりました。
バリ島でニュピの日を迎えるのは、これで4回目です。

ニュピについてはまた後日詳しく書きますが、この日は観光客であっても
宿泊施設の敷地内から一切外に出られません。
いつもの遊歩道の散歩も当然できないので、朝食を食べた後、
敷地内をぶらぶら散歩しました。
朝からよく晴れて、すっきりの青空です。
morning sky1-28/03/17
太陽の光を浴びて、ココヤシの葉がキラキラ輝いています。

シマオオタニワタリの葉も、光に透けて美しく見えます。
birds nest fern28/03/17
着生シダの一種なので、こうして鉢植えにする他、
木の幹につけて育てているのもよく見かけます。

日陰では、花々がしっとりと咲いています。
walking iris28/03/17
黄色で中心部に斑があるこの花はアヤメ科のネオマリカ・ロンギフォリア、
英名のウォーキング・アイリスの方が言いやすいかもしれませんね。

サンユウカの花は、いつ見てもふんわりと優しげです。
sanyuuka28/03/17
サンユウカはキョウチクトウ科で、風車みたいな花がたくさん咲いているのも
可愛い眺めです。

空を仰ぐとシュッとすじを描く雲が見え、テリハボクの梢から
木漏れ日がさしこみます。
morning sky2-28/03/17
いつにも増して澄み渡った青空、これは気のせいではなく、
本当にニュピの日は空気が澄んでいるのです。
島中の誰もが外出しない、つまり車もバイクも通りを走っていないので、
排気ガスが全くないからです。
空港も閉鎖し、飛行機の離発着もないため、空も静かです。

穏やかなニュピの朝、明日もこの続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

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