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《北海道編》3日目・花々と思い出<2017年5月>

sakamoto4-14/05/17
こんにちは。今週は北海道編、先週末行ったニセコのことを書いています。
3日目の日曜日、帰る前にいつもの名水を汲みに行きました。
空いたペットボトルと、昨年千歳市のホームセンターで買った水筒に、
夫が水を入れる間、周りの花々を見るのも楽しみです。
今回は水汲み場のすぐそばの池に、エゾリュウキンカの花を見つけました。
ちょうど今頃水辺に咲く花で、あまり近づけない場所が多かったけど、
この時はすぐそばに行って、写真を撮ることができました。
間近に見ると、意外にゴージャスで、存在感がある花だなと思いました。

そこでは、こんなふうに咲いていました。
sakamoto5-14/05/17
清らかな湧き水に周りの木立が映って、水面がゆらゆら揺れ、
そこに生き生きとエゾリュウキンカが茂っています。
フキに似る葉から”ヤチブキ”とも呼ばれますが、フキの仲間でなくキンポウゲ科です。
食用になり、おひたし等で食べられるので、時々道の駅でも束ねて売っています。
アイヌの伝統料理”ラタシケプ”の材料にもなるらしく、昔から春の味として
親しまれてきたのでしょう。

名水の周りも、桜が満開でした。
sakamoto3-14/05/17
これも森林公園と同じく、エゾヤマザクラと思います。
帰る日は小雨がぱらついていましたが、曇った灰色の空に、
淡いピンクが優しく見えました。

エゾノコリンゴは、白いつぼみをふくらませ、もうすぐ咲きそうです。
sakamoto1-13/05/17
2年前、5月下旬に来た時はこの花がもう咲いていました。
開いた状態だと、白い花はコリンゴ(ズミ)の花とよく似ていて、その時も
どっちかな?と思い、葉の形でたぶんエゾノコリンゴだろうと思っていました。
でも今回つぼみが見られたので、これはエゾノコリンゴ!と確信が持てました。
というのも、ズミの方だと、つぼみは濃いピンク色だからです。
つぼみが白いのはエゾノコリンゴというわけで、思いがけず
今回はっきり確かめられて良かったです。

エゾノコリンゴのすぐ近くで、針葉樹の枝先に赤いものがついていました。
todomatsu2-13/05/17
何だかすごく可愛くて、でもこんな赤いのがついたのを見るのは初めてです。

木は北海道に多いトドマツかエゾマツだろうと思ったのですが、
葉の形を見て、トドマツとわかりました。
todomatsu1-13/05/17
1つ1つの細い葉先が、鋭く尖らずに真ん中で少し凹んだような形です。
これがエゾマツだと、葉先が痛いほど鋭く尖るのです。

後で調べると、この赤いのはトドマツの雌花らしい、とわかりました。
sakamoto2-13/05/17
つまり、いずれ松ぼっくりになる赤ちゃんのような感じです。
手持ちの図鑑でトドマツを調べても、この状態の雌花が出ていなかったのですが、
インターネットで検索すると、同じような画像がいろいろ出てきました。
今は植物を調べるにも、本当に便利な時代です。

トドマツとエゾマツは、枝が上向きか下向きかという見分け方もあり、
トドマツは”天までとどけ”で上向きなのだと聞いたこともあります。
でも大きく育った木は、重みで枝が垂れ下がり、当てはまらない場合もあります。
結局、葉の形で見るのが見分けやすいようです。

その葉の形での見分け方は、学生時代、研究室の先生に教えてもらいました。
私は学生時代に研究室の植生調査で、北海道に3回来る機会があり、
その時に北海道の植物もいろいろ教えてもらったのです。
調査中は記録や標本作りなどに追われ、自分のメモをちゃんと取らずにいたけれど、
現場でじかに教えてもらったことは、記憶のどこかに引っかかっています。
北海道で花々を見ていると、ふとした時に「あ、これは見たことある?」なんて、
その記憶のかけらが蘇ることもあります。
このトドマツの葉の見分け方もそうですが、実は記憶自体はかなり曖昧で、
「どっちがどっちだっけ?」となり結局調べ直しています。
でもあらためて調べていると、また学生時代のような気分になって、
ワクワクして楽しいです(ただの植物オタクですが・・・)。
植物の調べ方など当時先生たちに教わったことは、今でも役に立っているし、
その当時はなかったインターネットも、今は旅先でも使えて本当に便利ですね。

ついでに色々思い出したので、ちょっと北海道の思い出話を書きます。
その北海道の調査、2回目は8月でちょうど夏休みだったので、
調査が終わったあとすぐに帰らず、別行動をさせてもらいました。
当時毎月札幌に出張していた父と待ち合わせて食事をした後、
札幌に下宿する友人宅に泊めてもらいました。
その友人は、前年に岩手県のユースホステルで知り合った女性で、
室蘭出身で、札幌のアパートに住んでいたのです。
その頃の私は、旅先で気が合った人とすぐアドレス交換して連絡を取り合い、
お互い遊びに行くなどよくしていました。
彼女も、小岩井農場など一緒に行って仲良くなった人で、その時は連絡して、
遠慮なく3泊させてもらいました。
私の高校時代の同級生が一人、北大に進学してやはり札幌に住んでいたので、
連絡を取って夜は3人で飲んだりもしました。
せっかく札幌に来たから〜とその同級生は、レンタカーを借りて、
支笏湖まで案内もしてくれました。
その時が、私が支笏湖を見た最初でした。

思えば学生時代は寮やアパート暮らしでお金もなく、スキーが大好きだった私も、
北海道スキーに行く余裕などありませんでした。
バイト代を貯めて、内地の安いスキーツアーに行くのが精一杯で、
一度友達に北海道スキーに誘われたけど、お金が足りず諦めていました。
就職してようやく少し余裕ができ、初めて北海道スキーに行けたのがニセコで、
あまりの雪の良さ、広々したゲレンデに感激して、時々行くようになりました。

結婚してから、スキーシーズン以外にも行ってみよう、ということになり、
初夏や秋などもニセコに行くようになりました。
豊かな自然、美味しい空気にすっかり心惹かれ、実は北海道も、
移住先として真剣に考えていました。
北海道、沖縄、バリ、その3つが夫婦で移住したいと思った土地で、
どこがいいかな〜なんていろいろ話していたんです。
北海道や沖縄では、売地や売家も見に行き、地元の人や移住した人に話を聞いたり、
私は就職試験も受けてみたりしたけど、結局決定に至るご縁がないままでした。
そうこうしているうちに、私はバリでガムランと運命の出会いをしてしまい、
他にもいろいろあって、バリに住むのがいいな!と心に決めました。
でも、北海道や沖縄に頻繁に行くうち知り合った人たちとは時々会いたいので、
こうして出かけた時、また会って話すのも楽しみです。

思い出話が長くなりました。
今回のニセコの話に戻ります。
帰る前にランチを食べた後、有島記念館の中にあるカフェで、お茶をしました。
arisima14/05/17
香り良いコーヒーだけでも良かったのに、ついモカソフトクリームを食べちゃいました。
これも美味しいんですが、この日は外気温が5℃くらいしかなくて、
館内は暖かいけど、外に出た途端体が冷え切ってしまいました。
あまりの冷えに耐えきれず、最後に寄った道の駅”ニセコビュープラザ”で、
なんかあったかいもの〜と、思わずコーンスープを買ってしまいました。
私は小さい頃からコーンスープって大好きなんですが、
この時買ったコーンスープ、熱々なだけでなく味も絶品でした。
やっぱりトウモロコシの本場、缶詰で作ったのとは違うな!と感激して、
また寒くなくてもリピートしたい!と思いながら、ニセコを後にしました。

さて、だらだらと思い出話を交えて長くなってしまいましたが、
今回の北海道編はこれでおしまいにします。
明日からまた、1月のバリ島編の続きに戻ります。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

※12/12〜年末まで、国内旅行編です。
 バリ島編は、年末に再開します。

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