《沖縄編》4日目・マングローブと海<2017年5月>

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こんにちは。今週は沖縄編、5月連休に旅した西表島のことを書いています。
旅の4日目は5月5日、この日はいつも行くマングローブ観察林に立ち寄った。
静かな木道を歩き進んでいくと、水に浸ったオヒルギの根元にたくさんの気根が見える。
気根は木の種類によって形が違い、オヒルギの気根(呼吸根)は膝を曲げたような形から
”膝根(しつこん)”と呼ばれる。

この川はヨシケラ川で、すぐ先で海に注いでいる。
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木道の端から見るとこんな感じで、奥にはヤエヤマヒルギの木が見える。
ヤエヤマヒルギは支柱根を広げた形が独特だ。

毎年、この時期は近くにシマフジバカマの花が咲いている。
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キク科で、あまり目立たない小さな花だけど、色がいい感じだ。
フジバカマ、サワヒヨドリなどと同じ仲間だが、
このシマフジバカマは奄美諸島から沖縄諸島、八重山諸島、台湾でのみ見られる。

花ざかりはまだこれからのようで、つぼみもたくさんあった。
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つぼみの方が、色が目立つ感じだ。

昨年の実も、そのまま茶色くなって残っている。
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生い茂る草をかき分けるようにして、展望台に上がってみる。
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右手奥がさっき歩いたヨシケラ川の方で、静かな湾が広がっている。

山の方を振り返ると、いつも通り滝が見えた。
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電柱の右、山肌に見えているのが大見謝(おおみじゃ)の滝だ。

その滝が流れ下り、海に注いでいる。
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短い距離で山から海へと注ぐので、岩肌を削り渓流になっていて、
その眺めがいつ見ても不思議な感じだ。

すぐそこの山からの真水が海に注ぐ、この場所をいつも見ずにはいられない。
今回は満潮近く、注ぎ込む川と海との段差があまりない。
それでもこの段差で、大見謝川の場合は海水が川へ逆流することはない。
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辺りは海水と真水が混ざり合う汽水域になっていて、魚もよく集まってくる。
ヤエヤマヒルギが、海の中にぽつぽつと立っている。
この眺めを見ると、今年も元気で西表島に来られてよかったな、と思う。

マングローブの眺めを満喫したあと、新しくできたイリオモテヤマネコの像のところに
ちょっと立ち寄った。
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島の東部と西部を結ぶ”海中道路”の駐車場脇に、つい先日できたばかりと言う。
”海中道路”と言っても地下にあるわけでなく、比内川の河口にかかっている橋のことだ。

左奥の山肌に、白く”ピナイサーラの滝”が見える。
ヤマネコ像の後ろに見える広い水辺は、この滝が流れ下った比内川の河口で、
広大なマングローブになっている。
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干潮時にはこの水がかなり干上がって、シオマネキやミナミトビハゼ、
ミナミコメツキガニなどの生き物たちが無数に現れる。
この河口からカヌー&トレッキングでピナイサーラの滝まで行くこともでき、
大潮の干潮時なら、マングローブの泥池を歩いてずっと上がることもできる。
私たちもずっと以前、干潮時に歩いてピナイサーラの滝まで行った。
この眺めを見るといつも、暑くてくたびれたその時のことを思い出す。

後ろから見ると、まるでヤマネコが海を眺めているようだ。
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かつて(1970年代まで)この橋ができる前は、西表島の東部と西部を結ぶ道路がなく、
一旦海に出て船で行き来するか、干潮時に歩いて川を渡るしかなかったそうだ。
人や物資の行き来が不便だっただけでなく、流されるなど事故も結構あったらしい。
この橋のおかげで、島東部と西部がいつでも安全に行き来できるようになったのだ。
私たちも当たり前にここを通ってドライブしているが、もしこの橋がなかったら、
どんなに不便だったか、想像できないほどだ。

さて、島東部まで遠出のドライブをして西部地区に戻り、少し休んでから、
夕方はまた散歩に出かけた。
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民家の庭先で、バラの花が咲いていた。

まるでスイカのような模様のオキナワスズメウリも見つけた。
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大きさはうずらの卵大で、派手な柄のわりに小さな実だ。

熟すと赤くなるが、これはもうしおれかけていた。
okinawasuzumeuri1-05/05/17
夕方の散歩道では、毎年この時期、オキナワスズメウリをたくさん見かけたが、
今年は少ないように思った。
雑草なので繁殖力が旺盛で、畑などにはびこると駆除が大変らしい。
ひょっとしたらはびこり過ぎて、少し駆除したのかもしれない。

民家と道路の間に、カランコエが艶やかに咲いていた。
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夕方の日差しの中、燃えるような色合いがパッと目立つ。

葉が美しいコリウスも、道端で花を咲かせていた。
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コリウスもいろいろ種類があるけれど、どれも観葉植物のイメージが強いので、
花が咲いてるとびっくりしてしまう。
さすが南国ならではだなあと思う。

小学校の脇では、ひまわりが元気に咲いていた。
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まるでもう夏休みが来ちゃったような風景だ。

今回の5月連休は、西表島でもこの季節にしては珍しいほど暑くなった。
そしてお天気に恵まれ、初日と最終日(5日目)は朝のうち雨が降ったものの、
ほとんどは夏のような晴天だった。
この時期、年によっては梅雨入りで雨が続いたり、逆にまだ冬を引きずって
北風で肌寒い陽気のこともある。
それに比べれば、暑いくらいが南の島らしくて、良かったかもしれない。
一足早い夏休みのような風景を楽しみ、夜はカエルの声が響く中、
月と星の輝く夜空を眺めた。
そして5月6日、名残惜しく島を発ち、無事東京に戻ってきた。

今日で5月連休に旅した沖縄・西表島の話はおしまいにします。
そして今週末はまたちょっと出かけるので、明日は旅先にて記事を更新します。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

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