《沖縄編》3日目&4日目・花々の楽しみ<2017年5月>

port04/05/17
こんにちは。今週は沖縄編、5月連休に旅した西表島のことを書いています。
3日目の5月4日は朝の海が鏡のように凪いでいた。
船が着く港の浮き桟橋周辺も波ひとつなく静かだ。
山々にも雲ひとつなく、朝から暑くなった。
この前の晩も暑くて寝苦しく、汗をかいて何度も目が覚め、
実はかなり寝不足になっていた。

午前中はのんびりして、お昼を食べに行ったのは滞在中の記事に書いた
トンカツの美味しい食堂だ。
ここはおばちゃんがお花好きらしく、店の周りは花でいっぱいだ。
sirahama1-04/05/17
ブーゲンビレアとコエビソウも、鉢植えで元気に育っている。
ここに来ると、料理ができる待ち時間にお花を眺めるのも楽しみだ。

集落の花壇にも、いろんな花が咲いている。
前にクレオメがあったので、今年もあるかなと見に行ってみた。
sirahama2-04/05/17
今年も元気に咲いていたが、のびのびと伸びすぎてすごいことになっている。

食べたあと、新名所の展望台に行った。
美しい色の海の向こうに、対岸の断崖絶壁が見える。
gake04/05/17
西表島の海岸線や小島には、所々こうした断崖絶壁がある。

ここのはよくわからないが、以前別の場所で、こういう断崖を見て、
横に走る黒い筋の層があり、それが石炭だと教えてもらったことがある。
西表島には、戦前まで多くの炭鉱があったのだ。
炭鉱近くには大勢の人が移住して集落ができ、学校や遊興施設もできて、
当時はとても栄えていたそうだ。
(今でも残る集落もあるが、廃村になったところもある)
また、石炭を積み出す港も船が行き交い、活気があったそうで、
その様子は地元の民謡”西表口説”にも歌われている。

この日は午後は暑さが厳しくて遠出する気になれなかった。
結局、夕方になってまた近くを散歩した。
murasakikakkouazami04/05/17
ぽわっと小さく咲くのはムラサキカッコウアザミ(オオカッコウアザム)だ。
熱帯アメリカ原産で、園芸では学名のアゲラタムの名で出回っているが、
沖縄では帰化し野生化している。

夜は宿の美味しいご飯を食べ、部屋に扇風機を借りたおかげで、
3日目の夜はよく眠れた。

旅の4日目は5月5日、朝起きると曇っていて、少し涼しい。
これなら歩こうかなと、午前7時頃散歩に出た。
雨が時折ぱらついてきたけど、傘をさすほどではなかった。
chirimennagabosou05/05/17
途中でチリメンナガボソウの花が群れ咲いていた。
長い花穂の下から少しずつ咲いていく花が、涼しげな色だ。

昼頃からは強い日差しが照りつけ、また暑くなってきた。
宿の近くには、植えられたシマヤマヒハツのごく小さな花が咲いている。
simayamahihatsu05/05/17
6月頃には次第に実が黒く熟してきて、甘くて美味しいそうだ。

この日は西表野生生物保護センターに行った。
以前、交通事故にあったイリオモテヤマネコを保護飼育していて、
直接は見られないがライブカメラで見られるので、いつも見に行っていた。
その子は事故の後遺症で足が悪く、野生に帰ることはできなかったが、
センター裏にある広大な敷地で大切に飼育され、天寿を全うした。
今ではセンターで、生きている時の映像や研究資料を見ることができる。
その子は”よん”と名付けられていて、私も夫も大好きだった。
今でもきっと、島を見守ってくれているに違いない、と思う。
”よん”を偲んで、またセンターの展示も好きなので、西表島に行くたび、
時間があればいつも野生生物保護センターを訪れる。
今回はカエルの鳴き声がわかる展示もあり、面白かった。
また、センターの周りにもいろんな花があり、それを見るのも楽しみだ。
今回は、白花のタイワンレンギョウを見つけた。
taiwanrengyou05/05/17
沖縄で、またバリ島で見るのは大体薄紫色か紫色なので、
白い花は珍しいなあと思った。

ゲットウもたくさん植えられていて、他の場所では花や蕾が多かったが、
ここではもう実になっているのもあった。
gettou fr.05/05/17
実は熟すとオレンジ色になる。

近くの林縁では、アカメガシワの花が咲いていた。
akamegasiwa05/05/17
これは葉の縁に鋸歯(ぎざぎざ)がないので、リュウキュウアカメガシワではなく、
普通のアカメガシワとわかった。

散歩道でも多く見かけるオオバギもたくさんあった。
オオバギは雄木と雌木があり、これは雄花が咲いているので雄木だ。
oobagi fl-m.05/05/17
夕方散歩する道沿いでは、この雄木ばかりが目についた。

しかし、センター近くの林では雌木もあり、雌花が咲いていた。
oobagi fl-f.05/05/17
どちらも地味な花だけど、雄花と雌花で全く違う形なのが面白く、
花だけ見ると同じオオバギとは思えないほどだ。
オオバギはトウダイグサ科の木で、沖縄では道端や開けた土地に普通に自生する。
帰ってから調べたら、沖縄産プロポリスの蜜源植物だそうだ。
私はいつも喉が痛くなるとプロポリス入りののど飴をなめているけど、
これがその蜜源の一つになるとは知らなかった。

野生生物保護センターを出てから、東部の大原港に行ってみた。
石垣島からのフェリーが着く港の一つだ。
ターミナルには売店があり、土産物や野菜を売っている。
oohara05/05/17
南国の花が大きく生けてあり、きれいだった。
赤とオレンジの花はヘリコニア、赤い葉っぱはコーディライン、
ピンクの花はバナナの仲間・サオトメショウだ。
ターミナルは冷房が効いて涼しいので、ひと休みしてここでお昼にした。
朝スーパーで買っておいたポーク卵おにぎりが、この日のお昼だ。
本当はどこか展望台で食べようと持ってきたけど、外は暑かったのと、
めぼしい展望台はカヌーツアーなどのランチタイムに使われていたのだ。

帰りに、小浜島が見える展望台に寄ってみた。
この時はもう、ツアーの人たちはいなくなった後だった。
yaima1-05/05/17
こんな感じで、かつてNHKの朝ドラ「ちゅらさん」の舞台になった小浜島が
間近に見えている。
私は「ちゅらさん」は大好きでDVDまで揃えてしまったほどだが、
小浜島にはまだ行ったことがない。
西表島と小浜島の間の海峡は”ヨナラ水道”と呼ばれるチャネルになっていて、
有数のダイビングポイントの一つでもあり、ダイビングで入ったことはある。
でも小浜島に上陸はまだしていないのだ。

いつもこの展望台から小浜島を眺めるだけだったが、ふと気づくと、
この日は他の島々もよく見えていた。
yaima3-05/05/17
左奥に見える大きな島は石垣島、その手前の小島は多分「ちゅらさん」にも出てきた
嘉弥真(かやま)島と思う。(子供時代の第1週で、和也くんがえりいと文也君に「お前たち結婚すれば」と言う、あの島です)
右端が小浜島、その奥に見えるのは竹富島かなと思う。

水平線にうっすら、もう1つ島が見えていた。
yaima2-05/05/17
地図で見ると、多分黒島かなと思う。
いつもここから小浜島ばかり見ていて、他の島がこんなに見えたことは
あまりないような気がする。
ラッキーな日だなあと思った。

さて、この日もう1つラッキーだったのは、似ている3つの花の写真が
同じ日に撮れたことだ。
まず、とある所に咲いていた”アオノクマタケラン”だ。
aonokumatakeran1-05/05/17
これはまだ蕾で、白い花が楚々として可憐だ。

咲くとこんな感じで、花茎は直立する。
aonokumatakeran2-05/05/17
花が開くと、花びらに赤い線があるけれど、全体としては白い感じに見える。

こちらは別の場所で見た、”クマタケラン”だ。
kumatakerun05/05/17
花茎は一応上むきだけど、少し斜めになることも多いようだ。
開いた花の中は赤い線がもっと目立ち、その先が淡い黄色になっている。

そして、おなじみ”ゲットウ(月桃)”を改めて見るとこんな感じだ。
gettou fl.-05/05/17
花房が下向きに垂れ下がり、開いた花の中は鮮やかな赤と黄色がよく目立つ。

月桃とアオノクマタケランだとかなり違うけど、アオノクマタケランとクマタケラン、
それにクマタケランと月桃だと結構似ていて、どっちだっけ?と思うこともある。
ちょうど同じ日に3つ見られて、比較できる写真が撮れたので良かった。
アオノクマタケランだけ、葉が少し広い。
もともと3つとも自生していて、月桃だけでなく他の2つの葉も月桃同様、
少し香りがあって、餅を包むなどに使われていたらしい。
ただ、この3つの中では月桃が一番葉の香りが強いので好まれ、
民家に植えるなどして栽培もされるようになったそうだ。
島を歩いていて一番普通に見かけるのは月桃だけど、
たまーにクマタケラン、アオノクマタケランを見つけることもある。

4日目は、いつも行くマングローブ観察林にも立ち寄った。
明日はそのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
関連記事
プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

最新記事
最新トラックバック
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
リンク
☆お願い
素人写真ですが、写真の無断使用はご遠慮ください。 記事文を引用される場合は、引用元明記の上、なるべく当方へご連絡ください。 質問や不明点等ありましたら、お気軽にコメント欄でお問い合わせください。