観光村プンリプラン⑤花々の道<2017年1月>

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こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
村内を散歩して感激したのは、道沿いに花と緑があふれていることだった。
中心を貫く道沿いに並ぶ家々は、どこも道と塀との間に少しスペースがあり、
そこに草木が植えられ、花がいっぱいだ。
道と塀の境界にスペースを設け、草木を植えるというのも
バリ島の伝統的な造りらしい。
つい最近読んだ本にも、バリ島の村落の風景について、こんなふうに書いてあった。
『塀と路地との境界は狭い奥行きながら芝生や草花、鉢植えなどで多彩かつこぎれいに
ととのえられている。塀と路地との境界を植物で飾ることによって、路地と屋敷地を
間接的にやさしくつないでいる。』(「バリ島巡礼」より引用)

そういえば街中でも、古くからある家は、たしかに道と塀との間を
植え込みにしていることが多く、師匠宅もそうなっている。
ここプンリプランは、さすがに伝統的な造りで整備した村だけあって、
植え込み部分も広く、歩いているだけで緑や花々が目に飛び込んでくる。
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村全体が美しい公園や散歩道のような感じだ。

屋敷の敷地内に植えた木も、こんなふうに枝を伸ばして
塀の上を覆っていたりする。
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屋敷地は塀でしっかり囲われているけど、冷たく閉ざされた雰囲気はなく、
花々や木々で道の空間とつながっている感じだ。
明るい黄色の花はアケボノカズラで、これは沖縄でも見かける木だ。

足元では、華やかなクレオメの花が目を引く。
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これも、沖縄・西表島の集落の花壇で見たことがあり、
東京でも夏には公園の花壇を彩ることがある。

思いがけず、サボテンなんかも植わっている。
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サボテンにはぽこぽこと花の蕾がついていた。
後ろのオレンジ色の花は、ヘリコニアの一種だ。

ここの道端の植え込みで見た花々は、いかにも熱帯というより、
日本でも夏の花壇でおなじみという花が多かった。
バリ島だと少し涼しい高原辺りが、日本の夏の気候と同じくらいの感じで、
温帯の日本でちょうど夏に咲くような花が、栽培しやすいのだと思う。

ホウセンカもその一つで、子供の頃、夏になるといつもどこかで咲いていた。
そのせいか、こうしてバリ島で見ても懐かしい感じがする。
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赤やピンクが鮮やかなこの花は、バリ島ではお供えにもよく使われる。

ニューギニア・インパチェンスも咲いていた。
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これは以前、東京で真夏の公園で見つけて、名前を覚えた。
ちなみに、これもホウセンカと同じ仲間だ。

ヒャクニチソウの花は、近づいてみると形がきれいだなと思う。
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これも東京の公園では定番の花で、東京でも結構花期が長く、
目を楽しませてくれる。

こちらも東京で夏から秋によく見る、クササンタンカ(ペンタス)の花だ。
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ピンクや白をよく見るけど、赤いのも可愛らしい。

そして、日本では夏の定番の花、ヒマワリも咲き誇っていた。
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そういえばヒマワリも、私は普段散歩する海辺や街ではあまり見ていない。

温帯でおなじみの花々も多い中、熱帯らしい植物もたくさんある。
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これはホームステイを営む家の庭にあったものだ。
サトイモ科のフィロデンドロンの一種で、セロームと呼ばれるものと思う。
日本では室内の観葉植物でしか見ないものが、露地で勢いよく育っている。

村の入口近くでは、ネオマリカ・ロンギフォリアが美しく咲いていた。
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これは時折、海辺の遊歩道沿いでも見かける。

その近くには、美しい真っ赤なハイビスカスが咲いていた。
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これが、師匠がハイビスカスの中で一番いいと言っていた、
”Pucuk Rejuna(プチュッ・ルジュナ)”だ。
Rejunaとは、マハーバラタ物語に登場する英雄の一人アルジュナのバリ名だ。
お供えや寺院などの飾りに使うには、このハイビスカスが一番良いらしい。
お祈りに使い、そのあと人間が耳や髪に飾るにも良いようだ。
寺院などの門の両脇にはよく石像があるが、その石像の耳にも
この花が飾られているのをよく見かける。

明日も、この村で見た花や草木のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※バリ島の集落のこと、植物のことについては、次の本を参考にしています。
   「バリ島巡礼 集住の村々を探る」中西義介、川西尋子、大谷聡、後藤隆太郎著  鹿島出版会
   「持ち歩き 花屋さんの花図鑑」井越和子監修 主婦の友社
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

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