カンナの実、雨上がり<2017年1月>

canna2-05/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在のことを書いています。
1月5日朝は、またしても雨が降ったりやんだりで、傘をさして散歩に出た。
遊歩道沿いで、カンナの実を見つけた。
花は華やかだけど、実は表面がちょっとイガイガで、また印象が違う。

雨で少しうなだれながら、カンナの花も美しく咲いていた。
canna1-05/01/17
ダンドクなどいくつかの原種から、花の観賞用に品種改良されたものは
種類も多く、”ハナカンナ”とも言われる。

浜辺のワルンでコピ休憩した時は、まだ雨が降っていた。
雨で濡れた椅子の一つをおばちゃんが雑巾で拭いて、軒下に置いてくれた。
morning2-05/01/17
砂浜には人も少なく、ぽつぽつ見えるのは鳩やスズメだ。

濡れたテーブルにコピを置き、とりあえずほっとする。
morning1-05/01/17
ふと見ると、海に太陽の光が差し込み、雨は止みつつあった。

コピを飲み終える頃には雨もすっかり止み、もう傘はいらなかった。
morning7-05/01/17
”漁師の像”のロータリー周辺には、水たまりが残っている。
この左側に、地域のお寺の一つがある。
この朝は、門の前に祭壇と飾りがあった。

こうした飾りは普段はないので、この前後に何か祭礼があったのだろうと思う。
多分お供えを置く台と思うが、周りにヤシの若葉で作られた飾りが垂らしてある。
morning5-05/01/17
いくつも吊るされたのは、サンピアンと呼ばれるものと思う。
長方形のものはLamak(ラマッ)と言い、祭礼の飾りでよく見るけど、
その時々でいろんな模様が編み込まれていて楽しい。
ところで、私はLamakといえばこのお飾りのことと思っていたけど、昨年読んだ本で、
バリ島東部の古い村で女性の正装に使う胸垂れ布のこともLamakと書かれていた。
(トゥガナン行政村内プグリンシンガン村で祭礼の時、未婚女性全員が奉納するルジャン舞踊で、
腰巻の上に絹布を巻き、胸の中央から細幅グリンシン布の胸垂れLamakをつけるとあった)

その衣装のLamakに使われる”グリンシン"とは、縦横絣の大変手のこんだ高価な織物で、
無病息災、魔除けの力があるとされ、他地方でも結婚衣装に使われることがある。
その胸垂れ布をLamakと呼ぶと知ってから、祭壇や祠に垂らしたお飾りのLamakも、
ひょっとしたら元々は神様の衣装みたいな感じなのかなあ、なんて思った。
そういえば、師匠は儀礼などで家寺の祠に布を巻いて飾りつけるとき、
”サロンを巻く”という言い方をする。

門の両脇の像も、サロン(腰布)を巻き、頭にはウドゥン(鉢巻)もつけている。
像もいつもよりキリッとカッコよく見える。
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像の脇のお供え台にも、ラマッとサンピアンがぶら下がっている。

”漁師の像”が見据える先には突堤がある。
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海も次第に明るくなってきていた。

また少し歩くと、ハスの花の蕾を見つけた。
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以前も見ているレストランの水鉢のハスで、この感じだともう翌日には開きそうだ。
また明日見るのが楽しみだな、と思いながら通り過ぎた。

午前7時半頃、太陽の位置は次第に高くなり、
雲間からもれる光も強くなってきた。
morning8-05/01/17
まぶしい海と曇り空を背景に、ヤシの木とジュクン(伝統のアウトリガー船)が
くっきりシルエットになって浮かび上がっていた。

明日もこの朝の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※Lamak(ラマッ)とグリンシンについては、次の本を参考にしています。
    「聖なる鉄琴スロンディンの民族誌 バリ島トゥガナン・プグリンシンガン村の生活、信仰、音楽」
                                       野澤暁子著 春風社
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住むつもりでいます。

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