バンリからの帰り道③海沿いのバイパスと夕食<2017年1月>

from bangli21-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日の続きです。
涼しいバンリの山の方から海沿いのバイパスまで下ると、さすがに暑くなった。
緑の水田の向こうに、海も見えてきた。
バイパスは、大きなトラックもバンバン飛ばして走っていく。

道路沿いには石関係の工房がいくつもあって、美しい石彫りのものが並ぶ。
店の前のベンチでは、そろそろ仕事上がりなのか、男性が何人か座っている。
from bangli22-06/01/17
木陰のベンチでおしゃべりのひととき、ほっとくつろぐ夕方の風景だ。

こちらは陶器の店のようで、水瓶や像などが並ぶ。
from bangli23-06/01/17
水瓶はサイズも様々で、かなり大きなものもある。

ちょっと凝った、庭用の置物も並んでいた。
from bangli24-06/01/17
少し前から、あちこちの店などで、流水を組み合わせた置物をよく見かける。
この手前の青いのも、竹の樋と水車を組み合わせ、陶器のカエルをのせ、
池の景色を再現したような置物だ。
その右側のものは竹製の人形と水車で、人形が水車を回しているように見える。
奥には、ガネーシャ像の周りに壺を並べたものが見える。
これも上から水を流せるようになっているんだと思う。
いろいろ考えるものだなあと思う。

木陰のワルン、この風景は何だかほっとする。
from bangli25-06/01/17
ここも左側は工芸品の工房になっているようだ。
入口に、大きなブッダの像が見える。

大きな流木の根みたいなのも売っている。
from bangli26-06/01/17
そういえば、こんなに大きくはないけど、遊歩道沿いの店でも
流木を飾りにしているところがあった。

こちらは、木製の東屋を作っているようだ。
from bangli27-06/01/17
ホテルや店の注文が中心だろうけど、庭にこんなのがあったらいいなあ、
なんてつい想像してしまう。

道端では、トウモロコシや果物を売る人もよく見かける。
from bangli28-06/01/17
このおばちゃんは、トウモロコシを売っているようだ。
左端に、袋詰めのトウモロコシを並べた棚が見える。

帰りはそれほどの渋滞もなく、直接ホテルに送ってもらい、
午後4時半頃帰り着いた。
お腹も空いていたので、少しして早めの夕食を食べに出かけた。
この日は、いつもとはまた違う、どっぷり濃いバリの世界に浸っていたので、
逆になんだか、バリっぽくないものが食べたかった。
それで、行ったのはよくナシチャンプルを食べる店だけど、
少し贅沢してがっつり肉料理にした。
dinner1-06/01/17
でもこうして見ると、結局どこかバリっぽい料理だ。
豚肉のなんとかだけど、名前を忘れてしまった。
でもとにかくいい味で、よく冷えたビンタンビールも美味しかった。

夫は鶏肉のなんとかだったと思う。
dinner2-06/01/17
いつもはこうして記事に書くとき、レシートを見返して料理と値段を確認するのに、
たしかこの日はお店の機械が調子悪くて、レシートが出なかったのだ。
以前は手書きで出てたけど、最近は入力してレシートはプリントアウトになっていた。
それで、この日食べた料理名と値段は記録になくて不明だ。
でも、出来立て熱々で美味しかった。

まだ時間も早かったので、ぶらぶら散歩しながら帰り、途中でお茶までした。
明日はそのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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バンリからの帰り道②山から平野へ<2017年1月>

from bangli12-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日の続きです。
バンリからの帰り、道は山から次第に海沿いの平野へと下っていく。
途中であちこちに水田が見える。
ここは水を張ってこれから田植えというところだろうか。

こちらはもう田植えが済んで、ずらりと並んだ柔らかな緑色の早苗が可愛い。
from bangli13-06/01/17
水田の左側に茂るのはたぶんアランアラン(チガヤ)と思う。
奥にはココヤシの木が並び、海に向かって次第に空が開けてくる。

途中でいくつか、小さな町を通っていく。
from bangli14-06/01/17
曲がり角に、何と漁師の像がある。
いつも海辺で見る”漁師の像”とは違うけど、どこか親しみがわく。
こっちの漁師の像は、左手に大きな魚を下げ、右手には船の櫂を持っている。
腰布を巻き、前にお供えもあるので、大切にされてるようだ。
右手に持つ櫂が折れちゃってるのがちょっと残念だ。

線香やお供え用品を売る店もある。
from bagli15-06/01/17
バリヒンドゥーの家ではどこでも、毎日お供えして、必ず線香を添えるから、
かなりの量を消費することになる。
前に師匠宅近くでお供え屋さんを見た時は、驚くほどの種類の線香があったけど、
各家で、好みの香りを選んでいるのだと思う。

道端の大きな木陰に、ぽつんと1軒のワルン、こういう風景は
私はとても好きだ。
from bangli16-06/01/17
店の後ろにはバナナの木が茂り、その後ろには水田が続いている。

通り沿いに、いろんな工房が所々にある。
from bangli17-06/01/17
ここは瓦葺きの東屋が3つも並んでいるので、こうした東屋を
作って商っているのだと思う。

少し行くと、また水田が広がる。
from bangli18-06/01/17
ここも、田植えから少し経ったくらいだろうか、まだ若い苗が
ずらりと並んでいる。

バイパスまで出ると、海側は景色がぱあっと開ける。
from bangli19-06/01/17
バイクも皆どんどん飛ばして走っていく。
バイパスと海の間も、結構広く水田が広がっている。

石造のものが並ぶ工房も、通り沿いにたくさんあった。
from bangli20-06/01/17
石像や石造りの門、祠などがずらりと並べられている。

明日もこの続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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バンリからの帰り道①水田風景<2017年1月>

from bangli3-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日の続きです。
バンリの師匠友人宅を午後3時過ぎに出て、帰途についた。
店や家が立ち並ぶ町の間に、時折道沿いにも水田が見える。
この一角では、稲穂が金色に色づいているところだった。

刈り取り途中らしい田んぼもあった。
from bangli4-06/01/17
バリの稲作は、現代では三期作のところも多く、収穫中の田のすぐそばで、
別の田では田植え直後ということもよくある。
完全にバラバラではなく、同じ水利組合の中では作業時期を揃えるらしいが、
それでも通りすがりに見ていくと、いろんな段階の田んぼが見られる。

バリではお米が年に3回取れる、と私もさんざん書いてきたけれど、
実は三期作が広まったのは1970年代以降だと、つい最近知った。
※そのことについて、私が読んだ本から引用し、少し記しておきます。興味のある方は以下の小文字部分もお読みください。
『バリ島の稲作は、1970年代よりインドネシア政府が推進した「緑の革命」により、二毛作からなる在来種「バリ米」から、季節を問わない三期作が可能な高収量品種HYVの栽培が一般化した』
『モンスーン気候からなるバリ島では、新品種普及前には稲作地のうち特に雨量が多い約22%の地域では「稲作ー稲作」の二期作が行われ、平均的雨量の約70%の地域では「水稲(雨季)ー畑作(乾季)」の二毛作が行われたという』
『現在のHYV栽培が暦と無関係に行われるのに対し、在来種の稲作はサカ暦の月に対応して進められた』
『かつて雨季の稲作はサカ暦八月に田植えの準備が始まり、収穫は十二月であった。そして乾季に稲作が行われた場合は、サカ暦二月に開始、サカ暦六月に収穫であった。太陽暦に置き換えると、前者が一〜二月から五〜六月、後者が七〜八月から十一〜十二月となる。』

サカ暦はバリ島古来の太陰太陽暦で、今でも、特に古くからある寺院の祭礼などはサカ暦に従って行われている。
かつての農事がサカ暦に対応しているとすると、昔の祭礼も農事と一致し、願いや祈りを込めたものだったのだろうと思う


今はすっかり市街地になっている師匠宅周辺も、昔は水田や森が多かったそうで、
その頃は稲の収穫も年1回だったという。
年1回の収穫だと、稲を栽培しない乾季が、ちょうどバリ島の凧揚げシーズンと重なる。
その頃には休耕中の田んぼが、凧揚げにも最適の場所だったかもしれない。
師匠も子供の頃は、いつも近くの田んぼで遊んでいたと言う。
田舎の方へ来て水田風景を見ると、子供時代を懐かしく思い出すのだろうなと思う。

時折、豊かに水が流れる水路も見える。
from bangli10-06/01/17
こんな水路を見ると、師匠はいつも「子供の頃は川でマンディをした」と言う。
マンディとは沐浴のことで、今では家に水道があり、水ためやシャワーがあるけれど、
昔水道がない頃は、まだ水がきれいだった近くの用水路で水浴びしていたという。
今でも田舎の方で、川や水路の水がきれいなところでは、そこで水浴びしたり、
集落で共同の沐浴場にしていたりする。

バイクが今ほど一般的でない昔は、自転車に乗る人も多かっただろう。
今でも年輩の人は、自転車を好む人も結構いるようだ。
from bangli5-06/01/17
水田とココヤシ林の横を、明るい黄色のTシャツ姿で走り抜けていくおじさん、
何だかバイクよりかっこいいなあと思った。

車道は、多くのバイクや車が行き交う。
クンダン(ガムランで使われる両面太鼓)を抱えてバイクに乗る人も見かけた。
from bangli2-06/01/17
自動車もどんどん増えているけど、やはりまだバイクの方が多くて、
バイクで何でも運んでしまう。

町中の店の前にも、たいがい何台かのバイクが止まっている。
from bangli1-06/01/17
店内に白いラックが見える右側の店は、看板からすると電気製品の店のようだ。

信号の近くには、”KUNCI"と書かれた店があった。
鍵や合鍵を作ってくれる店で、結構街中ではよく見かける。
from bangli6-06/01/17
ここは食べ物のワルンも兼ねているようだ。
鍵を作る待ち時間、椅子に座って、何かつまんでしまいそうだ。
そういえば夫もバリで床屋に行った時、待ち時間にルジャックを食べたと言っていた。

だんだん山の方から降りて、広い通りに出てきた。
from bangli7-06/01/17
交差点や辻になっているところは、中央に祠や像があることが多い。

最近は、店の前に広い駐車場を設ける店も多い。
from bangli8-06/01/17
この並び、ひときわ派手なペイントの壁は、フライドチキンの店だ。
”JFC"のロゴは、某有名チェーン店と似ているけど、"JAYA FRIED CICKEN"の略で、
この店は師匠宅近くにもある。
チキンとごはん、それに飲み物でRp.10,500(約92円)とある。安い!
夫が師匠宅近くで買った時はもう少し高かったそうなので、
この店舗だけのプロモ価格かもしれない。
夫は以前食べた時、
「某有名チェーンよりスパイシーで美味しい、自分好み」と言っていた。
並びの店はボルト店や内装関係の店で、店名にやはり”JAYA"とあるので、
ひょっとしたら同じオーナーかもしれないなと思った。

バイパスに近づいてくると、所々に瓦やレンガを売る店がある。
from bangli9-06/01/17
赤土をこねて型に入れ、天日干し、または焼いた瓦やレンガで、
バリ島の建材として欠かせないものの一つだ。

竹材を売る店もあった。
from bangli11-06/01/17
この小屋も、柱や屋根の骨組み、中にある台も竹製だ。
竹は、建築中の建物の支柱としてもよく使われるし、
生活用具のほか、儀礼の小屋がけや祭壇を作るにも欠かせない。
火葬儀礼の時のアンクルンも、楽器をこうした太い竹に吊るして
行列して歩きながら演奏していく。

やがて道はバイパスに出て、海と海沿いの水田の風景が広がった。
明日はバイパス沿いの風景のことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※バリ島の稲作については、次の本を参考にし、一部引用しています。
   「聖なる鉄琴スロンディンの民族誌 バリ島トゥガナン・プグリンシンガン村の生活、信仰、音楽」
                                       野澤暁子著 春風社
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バンリのお宅で過ごした午後<2017年1月>

bangli1-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日の続きです。
師匠の親戚Nさんの運転する車でバンリ地方を訪れた私たちは、
観光村プンリプランをゆっくり散策して、駐車場に戻った。
道端に、草の束をいっぱい載せたバイクが止まっていた。
多分草葺き屋根に使うアランアラン(チガヤ)だと思うが、
バリ島では何でもバイクに積んで走ってしまうので驚きだ。
プンリプランでは、中心の通りを外れても、昨日も書いたように
道と家々の塀との間には草木が植えられ、緑がいっぱいだ。

しかし街中に出ると、道沿いはワルンなど店になっているところが多い。
bangli2-06/01/17
ここは長屋形式の建物に数件の店が入っている。
どの店も、間口は広いが奥行きはそれほどない。
こうしたところは、この後ろに普通の住居があることが多い。
住居敷地と道との間、従来は植え込みにしていたスペースを店舗にして、
何か商ったり、他の人に場所貸しすることも多いようだ。

さて、一旦バンリの町を通って、次に向かったのは師匠の友人宅だった。
「いるかどうかわからないけど、せっかく近くまで来たから寄ってみる」
とのことだった。
師匠宅にあるガムラン楽器の彫刻は、その友人宅でお願いしたのだと言う。
知らないお宅を訪ねるのはちょっと緊張する。
近くに車を止め歩いて行くと、犬の大きな鳴き声がして、
庭で作業していた男性が気づき、笑顔で迎えてくれた。
「どうぞどうぞ」と招き入れてもらったお宅は、広い中庭があり、
その奥にある家寺の片側は、裏山に接している。
バリ式の造りの家では、その家の主人夫婦が過ごす居住棟の前が
広いテラス(ポーチ)になっており、客間を兼ねていることが多い。
私たちが中庭へ入っていくと、奥様と娘さんらしき人が、
そのテラスに大きなゴザを広げ、座るよう勧めてくれた。
コピをいただきながら、まずは何となくの世間話だ。
ご主人が、卵の殻の彫刻だと言って、持ってきて見せてくれた。
bangli3-06/01/17
土産物でこういうのは見たことがあるけど、こんなに精巧な彫刻で、
見事なものは見たことがない。
卵と言っても、このサイズからするとダチョウとかの卵だろうか。

もう一つ、別の物も見せてくれた。
こちらは全体が白っぽくて、ちょっとつやがある感じだ。
bangli4-06/01/17
卵の殻に彫刻と言っても、具体的にどんなふうにするのかわからないけど、
とにかく細かく見事て、すごい仕事だなあと思った。

師匠は、先日息子がPKB(アートフェスティバル)に出まして・・・なんて言って、
その時のビデオをスマホで見せたりしている。
お互い何気に軽く自慢話や、それに対する「すごいですな〜」みたいな
褒め言葉を混ぜつつ、近況報告、というかおしゃべりが続いていく。
Nさんはテラスの端でずっとタバコを吸ってるし、私たちは状況もよくわからず、
当たり障りなく相槌を打つくらいで過ごした。
コピを飲み終え、そろそろお暇かなと思ったら、息子さんらしき人が帰ってきた。
その息子さんの方が師匠と親しいらしく、じゃあちょっとやろうか、と言って
何と物置から楽器が運ばれてきた。
ええっ、ここから何か始まるの?私たちどうすればいいの?と思ったけど、
とにかく見ているしかなかった。

運ばれてきた楽器はアンクルンで、見事な彫刻が施されている。
アンクルンは主に火葬儀礼の演奏で用いる4鍵の青銅製鍵板楽器だ。
右手1つのバチで演奏し、左手で消音する奏法は、ガンサなどと同じだ。
実際の儀礼演奏では大小合わせて10台あまり使い、太鼓や笛なども加わる。
たった4つの鍵板、つまりたった4つの音から紡ぎ出されるとは思えない、
壮麗で美しい旋律が延々と紡ぎ出されるのだ。
他のガムラン同様、アンクルンも地域によって曲が違うらしい。
師匠とその友人は一緒に弾きながら、バンリではこんな曲があるとか、
うちの方ではこういうふうに鍵板を使うとか言っている。
お互い共通で知っている曲もあるけど、その場で初めて聞く曲も、
相手に合わせて即興でサンシ(裏パート)を弾いてるようだった。
しかもサンシを弾きながら、ポロス(主旋律)を弾く相手を見て、
そのメロディーも聞き取って覚えようとしている。
そういうことがいっぺんにできちゃうんだ!と見ていてびっくりした。

だんだん二人とも興にのって熱くなっていく。
やがてそのお宅の別の男性も2人加わり、セッションというより、
地域対抗ガムラン合戦、みたいになってきた。
ご主人は気を遣って「あなたたちもどうぞ」と声をかけてくれるが、
アンクルンを弾けない私たちが、試しにと遊びで入れる感じでもなかった。
勉強にと見ていたけど、さすがに1時間を超えると眠くなってきてしまった。
中庭にさす日差しも、だんだん傾いてくる。

結局2時間近くをそのお宅で過ごし、午後3時過ぎ、ようやく帰ることになった。
bangli5-06/01/17
庭の片隅にドラゴンフルーツがあり、花が終わって実になりかけていた。

ここでは儀礼用のパユン(傘)も作っているんだよ、と作業場を見せてくれた。
bangli6-06/01/17
骨組み部分を見ると、かなり大きな傘になりそうだ。

ご主人とは門のところで挨拶をして別れ、息子さんの方が車のところまで来て
見送ってくれた。
車を止めた場所のすぐそばに、古めかしいお寺があった。
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堂々とした中門が、曇り空にそびえ立って壮観だ。

中の写真を撮って大丈夫だよ、と息子さんに言ってもらったので、
外門のところから写真を撮った。
bangli8-06/01/17
手前の祠は、イジュ(サトウヤシの幹の繊維)で葺いた屋根だ。
寺院の塔や祠も最近は瓦葺きが多いが、伝統的にはこのイジュ葺きだ。
民家の屋根とは違う、特別な屋根材だ。

苔むして古めかしいけれど、きちんと手入れされたお寺だった。
bangli9-06/01/17
オランダ植民地時代、というような話をしていたから、
80年から100年近くは経っているのだろうか。

バンリとひと口に言っても南北に広い県なので、北の方にはバトゥール山があり、
バトゥール寺院などもこの県の中にある。
バンリ王朝時代の歴史もあり、まだあちこち見所もある地方で、
またいつかゆっくり、この地方に訪れてみたいなと思った。
車まで見送ってくれた息子さんに別れを告げ、バンリの町を後にした。

明日は、バンリからの帰り道のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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観光村プンリプラン⑥”美しい島”<2017年1月>

trees2-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
村には木々の花もたくさん咲いていて、所々で目立つのは、このコンロンカの一種だ。
インドネシア名は”Nusa Indah(ヌサ・インダ=美しい島)”と言う。
ふさふさと赤く見えるのは花びらでなく萼片の部分で、
所々、小さな星型をした黄色の真花がその中に咲いている。
コンロンカはアカネ科で、たくさん種類がある。
これは萼片がふさふさと多いので、一般的に”オーロラ”と呼ばれる種類ではと思う。

白い花(萼片)のヌサ・インダも近くに咲いていた。
trees1-06/01/17
他でもやはり、赤と白がセットで植わっていることが多い。
インドネシア国旗は赤と白なので、ひょっとしたらそのイメージで
この花を”美しい島”と呼ぶのかもしれない。

アラマンダ(オオバナアリアケカズラ)もあちこちで見かけた。
trees3-06/01/17
キョウチクトウ科の半つる性植物で、塀を覆うように伸びるので、
塀の中と外、両側で楽しめる。

イランイランの花は、淡緑色なので案外目立たない。
バリ島ではsandat(サンダット)と呼ばれ、お供えによく使われる。
イランイランはバンレイシ科の木で、普通の種類は20mを超える高木に育ち、
花は取ろうにも取れなくなってしまう。
民家に植えられるのはほとんどが矮性の種類・チャボイランイランだ。
trees4-06/01/17
甘い香りがよく知られるイランイランだが、花盛りで木に咲いている時は
あまり香りが強くない。
花が枯れかけ、あるいは摘んで時間が経ちしおれてくるにしたがって、
どんどん香りが強くなってくる。
この花は結婚式や削歯儀礼などで、女性が髪に飾るのにも使われるが、
そんな時は髪を結ってしばらくするといっそう香ることになり、素敵だなと思う。

赤い花も、形でまた表情が違う。
こちらは左がシマヒギリ、右の細長いのはベニヒモノキの花だ。
trees5-06/01/17
シマヒギリはシソ科(旧クマツヅラ科)で、集散花序の形から、
英名はパゴダ(仏塔)フラワーとなっている。
ベニヒモノキはトウダイグサ科の木で、紐状の花穂は長さ30cm〜50cmにもなる。
日本でも鉢植えなどで時々見かけるキャッツテール(キャットテール)と同じ仲間で、
花の作りも似ている。
赤くふさふさしてるのは雄しべで、花びらは退化してないそうだ。

パキスタキス・ルテア(ウコンサンゴバナ)はキツネノマゴ科の低木で、
黄色の”苞(ほう)”が林立し、にぎやかだ。
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重なった苞(ほう)の間から、白い花を四方に向かって咲かせる。
白い花は長持ちしないが、黄色の苞が残るので、長く咲いているように見える。

民家の塀の上から、中に植わったフォックスフェイス(ツノナス)の木が見えた。
trees7-06/01/17
日本でも晩秋に花屋の店頭に並び、ハロウィンなどに飾るのを見かける。
まさに”狐の顔”型の実は長持ちするので、生け花にも重宝らしい。
ただし日本では植えても冬の寒さで枯れてしまい、一年草扱いだそうだ。
ちなみにこのフォックスフェイス、日本には1935年、バリ島のお隣ジャワ島の植物園から
導入されたのが最初だそうだ。

村はずれまで歩き、中心の道をそれると、裏庭の景色が見えてくる。
trees8-06/01/17
裏庭には洗濯物が干され、大きなカゴなどを置く物置や、
ココヤシの殻を集めておく場所などがあった。

その周りには、実のなる木もある。
trees10-06/01/17
かなり背が高いのはマンゴーの木で、写真だとわかりにくいけど、
緑色の小さなマンゴーが、ぶらぶらといくつもぶら下がっていた。

ジャックフルーツの木も、実がなっていた。
jack fruits06/01/17
インドネシアでは”ナンカ”と呼び、大きな実は切って生食する他、
スープの具など料理にも使う。
この木もかなり高木になり、材はガムラン楽器クンダン(両面太鼓)の胴に使われる。

茂みにはコーヒーの木もあり、実をつけていた。
trees11-06/01/17
この実が赤く熟すと収穫し、中の種を乾燥させたのがコーヒー豆だ。
バリ島の高原地帯では、庭にコーヒーの木を植える家が多かったようだ。
実を収穫し、乾燥させた豆を家で焙って臼ですり潰し、自家製のコピを
それで楽しんでいたそうだ。
今でも高原地帯へ行くと、裏庭や道端などでなにげにコーヒーの木を見かける。
ちなみに種の周りの果肉も、熟して赤くなると、甘くて美味しい。
以前バリ島東部のトゥガナン村に行った時、村のガイドさんが道を案内しながら、
道端にあったコーヒーの赤い実をもいで、食べさせてくれた。
コーヒーの木を見つけると、その時のことを思い出す。

こちらは甘い果物”サウォ”だ。
trees12-06/01/17
見た目はジャガイモみたいに地味だけど、果肉は柔らかく柿みたいに甘い。

昔からきっと、通り側には花の美しい木、裏庭には実用的な果物の木などを植え、
いろいろ活用していたのだろうなと思う。

観光村プンリプランをゆっくり散策した後、車で少し移動して、
バンリにある師匠友人宅を訪ねて、午後の時間を過ごした。
明日はその友人宅でのことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※植物については、次の本とサイトを参考にしています。
   本:「亜熱帯沖縄の花」アクアコーラル企画
     「日本で見られる熱帯の花ハンドブック」土橋豊著 文一総合出版
     「京都・バリ島 車椅子往来」大村しげ著 中央公論新社
   サイト:「ヤサシイエンゲイ」より「フォックスフェイス(ツノナス)とは」
         http://www.yasashi.info/hu_00017.htm
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観光村プンリプラン⑤花々の道<2017年1月>

flowers2-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
村内を散歩して感激したのは、道沿いに花と緑があふれていることだった。
中心を貫く道沿いに並ぶ家々は、どこも道と塀との間に少しスペースがあり、
そこに草木が植えられ、花がいっぱいだ。
道と塀の境界にスペースを設け、草木を植えるというのも
バリ島の伝統的な造りらしい。
つい最近読んだ本にも、バリ島の村落の風景について、こんなふうに書いてあった。
『塀と路地との境界は狭い奥行きながら芝生や草花、鉢植えなどで多彩かつこぎれいに
ととのえられている。塀と路地との境界を植物で飾ることによって、路地と屋敷地を
間接的にやさしくつないでいる。』(「バリ島巡礼」より引用)

そういえば街中でも、古くからある家は、たしかに道と塀との間を
植え込みにしていることが多く、師匠宅もそうなっている。
ここプンリプランは、さすがに伝統的な造りで整備した村だけあって、
植え込み部分も広く、歩いているだけで緑や花々が目に飛び込んでくる。
flowers1-06/01/17
村全体が美しい公園や散歩道のような感じだ。

屋敷の敷地内に植えた木も、こんなふうに枝を伸ばして
塀の上を覆っていたりする。
flowers8-06/01/17
屋敷地は塀でしっかり囲われているけど、冷たく閉ざされた雰囲気はなく、
花々や木々で道の空間とつながっている感じだ。
明るい黄色の花はアケボノカズラで、これは沖縄でも見かける木だ。

足元では、華やかなクレオメの花が目を引く。
flowers3-06/01/17
これも、沖縄・西表島の集落の花壇で見たことがあり、
東京でも夏には公園の花壇を彩ることがある。

思いがけず、サボテンなんかも植わっている。
flowers4-06/01/17
サボテンにはぽこぽこと花の蕾がついていた。
後ろのオレンジ色の花は、ヘリコニアの一種だ。

ここの道端の植え込みで見た花々は、いかにも熱帯というより、
日本でも夏の花壇でおなじみという花が多かった。
バリ島だと少し涼しい高原辺りが、日本の夏の気候と同じくらいの感じで、
温帯の日本でちょうど夏に咲くような花が、栽培しやすいのだと思う。

ホウセンカもその一つで、子供の頃、夏になるといつもどこかで咲いていた。
そのせいか、こうしてバリ島で見ても懐かしい感じがする。
flowers5-06/01/17
赤やピンクが鮮やかなこの花は、バリ島ではお供えにもよく使われる。

ニューギニア・インパチェンスも咲いていた。
flowers6-06/01/17
これは以前、東京で真夏の公園で見つけて、名前を覚えた。
ちなみに、これもホウセンカと同じ仲間だ。

ヒャクニチソウの花は、近づいてみると形がきれいだなと思う。
flowers7-06/01/17
これも東京の公園では定番の花で、東京でも結構花期が長く、
目を楽しませてくれる。

こちらも東京で夏から秋によく見る、クササンタンカ(ペンタス)の花だ。
flowers10-06/01/17
ピンクや白をよく見るけど、赤いのも可愛らしい。

そして、日本では夏の定番の花、ヒマワリも咲き誇っていた。
flowers11-06/01/17
そういえばヒマワリも、私は普段散歩する海辺や街ではあまり見ていない。

温帯でおなじみの花々も多い中、熱帯らしい植物もたくさんある。
flowers9-06/01/17
これはホームステイを営む家の庭にあったものだ。
サトイモ科のフィロデンドロンの一種で、セロームと呼ばれるものと思う。
日本では室内の観葉植物でしか見ないものが、露地で勢いよく育っている。

村の入口近くでは、ネオマリカ・ロンギフォリアが美しく咲いていた。
flowers12-06/01/17
これは時折、海辺の遊歩道沿いでも見かける。

その近くには、美しい真っ赤なハイビスカスが咲いていた。
flowers13-06/01/17
これが、師匠がハイビスカスの中で一番いいと言っていた、
”Pucuk Rejuna(プチュッ・ルジュナ)”だ。
Rejunaとは、マハーバラタ物語に登場する英雄の一人アルジュナのバリ名だ。
お供えや寺院などの飾りに使うには、このハイビスカスが一番良いらしい。
お祈りに使い、そのあと人間が耳や髪に飾るにも良いようだ。
寺院などの門の両脇にはよく石像があるが、その石像の耳にも
この花が飾られているのをよく見かける。

明日も、この村で見た花や草木のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※バリ島の集落のこと、植物のことについては、次の本を参考にしています。
   「バリ島巡礼 集住の村々を探る」中西義介、川西尋子、大谷聡、後藤隆太郎著  鹿島出版会
   「持ち歩き 花屋さんの花図鑑」井越和子監修 主婦の友社
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観光村プンリプラン④お休み処とロロ・チェムチェム<2017年1月>

penglipuran56-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
歩いていたら暑くて熱中症寸前状態だったので、涼しい日陰で休むことにした。
道沿いにある、東屋のお休み処を使わせてもらった。
涼しい風が吹き抜け、ようやくほっとする。
目の前の道を、お供え物かごを持った老夫婦が、ゆっくり歩いていく。
ぼんやり眺めていると、タイムスリップしてしまった気分になる。

このお休み処、道側から見るとこんなふうになっている。
penglipuran47-06/01/17
最初に通りかかった時は地元の人が座って涼んでいたが、
空いていれば誰でも休んで良いようだ。
道との間にちゃんと分別のゴミ箱があり、ゴミひとつ落ちていない。
掃除用具を置いて休んでいる人がいるので、
道などは定期的に掃除しているのだと思う。

お休み処の屋根裏には、ちっちゃなチチャ(ヤモリ)がいた。
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ここも竹葺きの屋根で、骨組みや裏側も竹でできている。

辺りを見ると、少し下がったところの家の屋根がよく見えた。
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どんなふうに竹を重ねているか、この角度だとよくわかる。

こちらは休憩する前に見たのだが、鶏が地面のお供えをつついていた。
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花びらや線香は少し散らばっているけど、側溝などにもゴミが全くない。

鶏は、なかなか精悍な感じだった。
penglipuran45-06/01/17
闘鶏用かもしれない。

少しすると、ある家に入っていった。
penglipuran49-06/01/17
門をくぐっていく姿も、どこか堂々としている。

鶏に比べて、この犬の方が頼りなく見えてしまう。
penglipuran48-06/01/17
やせっぽちで、首輪もしてないので野良かもしれない。

一方、飼い犬は家の門の前にどーんと構え、体格も良い。
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きっとこの家の、いい番犬なんだろうと思う。

道沿いの店で、所々”LOLOH CEMCEM(ロロ・チェムチェム)”と書かれた
看板や垂れ幕がある。
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ロロ・チェムチェムは青汁のような飲み物で、以前一度飲んだことはあったけど、
どうやらプンリプラン名物の一つでもあるようだった。

どんな味だったかあまり覚えてなかったけど、せっかくだからと
途中のワルンでこのロロ・チェムチェムを買った。
penglipuran52-06/01/17
よく冷えていて、これをお休み処で涼みながら飲んだ。
以前調べたところによると、これはアムラタマゴノキの葉を中心とした青汁だ。
シナモン、シリー、ナンヨウアブラギリ、ダダップなどの葉も混ぜてすりつぶし、
ココナッツジュース、ヤシ砂糖、塩などで味付けするらしい。
若いココナッツの内側の胚乳をスライスしたかけらも、何片か入っている。
血圧を下げ、消化を良くするなど体に良いものらしい。
以前飲んだのは、お寺のムチャルという儀式を見学した時、振舞われたものだった。
その時はコップ1杯で、何となく飲み干してしまったのだが、
改めて飲んでみると、これはなかなかクセがある。
あまりに暑くて喉がカラカラだったので、私は何とか飲んでしまったけど、
夫は「これ、ペットボトル1本はきつい・・・」と言っていた。
青汁系は結構何でも平気な夫が言うので珍しいなと思った。
私は青汁は苦手な方で、以前沖縄でフーチバジュース(ヨモギの青汁)を買った時も、
一口で挫折して、残りを夫にあげてしまった。
それで、「沖縄のフーチバジュースとどっちがきつい?」と夫に聞くと、
「あれは苦いだけだから飲める。これは甘いのがかえって飲みにくい」とのことだ。
そのあたりは好みによると思うけど、とりあえず体には良さそうで、
飲み終える頃には暑さもひいて、ほっと落ち着いた。

時折さっと涼しい風が吹き抜け、やはり山の方にいるのだなあと思う。
penglipuran53-06/01/17
各家の日当たりも良いし、平地の村よりは風も涼しいので、
日中暑くても日陰にいればしのげる。
ここは案外住み心地も良い場所なのかもと思った。

村内を散歩して、道々にたくさん花が咲いていたのも楽しかった。
明日は、村で見た花々のことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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観光村プンリプラン③土産物店<2017年1月>

penglipuran36-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
民家の門をくぐると、中庭の一角が土産物店になっているところも多い。
ここもそうしたところで、奥に見えるのがその家の居住棟だが、
手前に簡単な小屋がけで、土産物を並べている。

こちらは、中庭に面したタイル敷の東屋を土産物コーナーにしている。
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私たちが最初に入ってみたのがここで、中庭にいた家の女性は、
「買わなくてもいいのよ、見学だけどうぞ」と言ってくれた。
でもそう言われると、せっかくなら何か買おうかな、と思ってしまう。
村全体の入場料を払っているといえ、何か買ってお金をそこで使えば、
何となく村人の役に立てるようで、自分も少しいい気分になれる。
かさばるものは持ち帰りも大変なので、結局実用的なTシャツにした。
バリで散歩のとき着るTシャツが古くなり、そろそろ新調しようと思ってたのだ。
どうせなら、と村の写真をプリントしたベタなTシャツにした。
2枚なら安くするよ〜と言われたけど、1枚で十分だったので、
1枚Rp.150,000(約1,137円)で買った。
スーパーや市場で買うより高いけど、土産物としてはまあまあの値段だ。

工芸品に混ざって、菅笠とか、お供えを入れるかごやお盆など、
実用品も売っていた。
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この東屋は、欄間みたいな彫刻が見事だなあと思った。
観光村のせいか、どの家もきれいで、比較的ゆとりのある暮らしぶりに思えた。

野菜や果物を売っている家もあった。
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茶色い皮の丸いのはサラック(サラカヤシの実)で、皮を手でむいて、
甘くショリショリした果肉を生で食べたり、茹でて食べたりする。
私は茹でた方が好きで、煮りんごみたいで甘酸っぱく、お腹にも優しい。
束ねてある葉物はPakis(パキス=クワレシダ)で、
サユール・ウラップ(茹で野菜のココナッツ和え)にすると美味しい。

この家では、お菓子やカップラーメンなども売っていた。
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コピの小袋もぶら下がっているので、注文すれば、カップに入れてお湯を注いで
普通のワルンみたいに出してくれると思う。

お店コーナーの奥に中庭があり、男性が何か作業をしていた。
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Bunbu(ブンブ=調味料)を作っているとのことで、丸い石鉢のくぼみで
スパイス類をすりつぶしていた。
これも伝統的なやり方で、手間はかかるけど、香りよく出来上がりそうだ。

店を営む家も、大半は門の中を見ないとわからない作りになっている。
penglipuran41-06/01/17
ちょっとのぞくと、ワルンと書いてあったり、並べた品物が見えたりする。

道に面して品物を広げる家も何軒かあった。
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あんまりこういう店ばかりになってしまうと、景観が変わってしまいそうだ。
でも今のところ、こういう店は外れの方に数軒あるだけだった。

土産物の工芸品は、他でもよく見るものが多いけれど、これは珍しかった。
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竹の村らしく、竹を彫り込んだ彫刻だ。
大きくてかさばるのと、ちょっとインパクトがありすぎなので買わなかった。

土産物屋やワルンだけでなく、ホームステイを営む家もあった。
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伝統的な家の造りだと、居住棟が何棟かあったり、長屋式に部屋が並んでたりするので、
ホームステイと言っても、日本で言う民宿のような感じになる。

門から中に入ってみると、宿泊用の部屋らしき建物はなかなかきれいだ。
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こんなところに泊まったら、日帰り観光客がいない夜や早朝など、
静かな時間が楽しめそうだ。

お天気に恵まれたこの日、あちこち見ながら村中を歩いていると、
さすがに暑さで頭が沸騰しそうになってきた。
途中で飲み物を買い、涼しい場所で休憩することにした。

明日は、休憩した東屋や、そこから見えた風景などのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※現地通貨Rp.(インドネシアルピア)の円換算は、年始の両替レート:1円=約Rp.113で計算しています。
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観光村プンリプラン②民家の台所と門<2017年1月>

penglipuran17-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプランの続きです。
村内の家々は人が普通に暮らしているけど、門が開いているところは
中に入って中庭から見学させてもらうことができる。
門をくぐると、中で土産屋やワルンをやっているところも多い。
私たちも土産物屋の一つに入っていくと、中庭に面して台所棟があり、
そこは中に入って良いと言うので、見せてもらった。
中央にどーんと煮炊きのかまどがあり、煤けた鍋釜が置かれている。
今ではLPガスとガスコンロが普及しているバリ島の台所だけど、
少し前までは、民家の台所もかまどでの煮炊きが中心だったようだ。

伝統的な台所の造りも、地域によって違いがあると思うが、
プンリプラン村ではどこも同じような感じになっていた。
こちらは別の家(やはり土産物屋)の台所だ。
penglipuran25-06/01/17
ここのかまどは、段は少し高めになっている。

かまども使いながら、現代の炊飯器も使っているのが面白い。
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窓際の台にちょこんと電気炊飯器があり、スイッチが灯っている。

バリ島の伝統的な造りでは、台所は居住棟とは別棟になっている。
プンリプラン村の場合、その台所棟は、どの家も外観を統一しているようだ。
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この右側の竹葺き屋根の建物が台所棟で、どこで見てもこんな感じだった。
なお、台所棟の配置も、伝統に従い敷地の南西側になっているはずだ。
奥に見えるのは居住棟で、こちらは家によって作りも違っているが、
方位的な配置は、伝統的な習慣に従っているはずだ。
ちなみに、中を見学できたのは台所棟だけで、居住棟の方は
観光客に公開していないようだった。

台所棟の壁も、竹で作られている。
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茶色い枠部分はココナッツ材と思うが、竹を組み合わせたのが壁材になっている。

中からかまどの上を見上げるとこんな感じだ。
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棚があり、大きなザルなどが置かれている。

こちらも中から見た、屋根の端部分だ。
penglipuran28-06/01/17
竹と木材をしっかり組み合わせてある。

こちらは、お土産で売っていた台所棟のミニチュアだ。
penglipuran32-06/01/17
これを見ると、台所棟全体の造りがよくわかる。

ミニチュアは、こんなふうに置いて売っていた。
penglipuran31-06/01/17
一番上の段は、門のミニチュアだ。

ミニチュアと同じく、どの家の門も、竹葺きの屋根になっている。
penglipuran19-06/01/17
バリ島の伝統的な門は、人一人が通れるくらいの狭い幅だ。
でもやはり、普段は見るのは瓦葺きが多く、たまに茅葺という感じなので、
竹葺きだと雰囲気が違い新鮮に思える。

門の周りや門扉などは家により様々で、違いを見るのも楽しい。
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道からは数段上がっていて、塀との間にはいろいろな草木が植わっている。

門からちょっと覗き込むと、土産屋やワルンなのだとわかる。
penglipuran18-06/01/17
景観を損ねないためか、表にはあまり看板を出してない所が多かった。

こちらもワルンで、お土産も売っているようだ。
penglipuran21-06/01/17
ちょっとのぞいて、心惹かれた店にふらりと入っていくのも楽しい。
と言っても、私たちは勝手がよくわからず、師匠がふらりと入っていくと
それにくっついて行くような感じだった。

ここは、表からも見えるようにワルンの看板を出している。
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どこかで食べてみたい気もしたけれど、今回はお土産を見るくらいで、
特に食べたりはしなかった。

ここは、奥が何かの工房になっているようだ。
penlipuran23-06/01/17
同じような作りでも、少しずつ雰囲気が違っていて面白い。
私は、門のすぐ内側に草木が植えてあると、つい目を引かれてしまう。

カラフルな土産物は、ちらっと見えるだけでも目立つ。
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金ピカをあしらった色とりどりの細長い布は、男性用のウドゥンだった。
ウドゥンは、男性が正装の時頭に巻く、鉢巻のようなものだ。
でもバリ人が儀式でこんなカラフルなのをしてるのは見たことがないので、
これはやはりお土産用という感じだ。

明日は、何軒かのぞいた土産物屋のことを書きます。
明日はその様子を書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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観光村プンリプラン①竹の屋根と竹林<2017年1月>

penglipuran14-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在のことを書いています。
1月6日、師匠と私たちは、師匠の親戚Nさんの運転する車で、
バンリ地方へとお出かけした。
目的地はプンリプランPenglipuranという村で、古い街並みが美しいところだと、
以前演奏の仕事で来たことがあるという師匠が言っていた。
私は全然知らなかった場所で、手持ちのガイドブックにも出ていない。
帰ってからインターネットで調べると、1993年にインドネシア政府により
指定された観光村で、新たに造られた村なのだそうだ。
入口近くの看板には”Selamat Datang Di Wisata Penglipuran"と書かれている。
”プンリプラン観光村へようこそ”という意味だ。
観光村なので見学には入場料が必要で、私たちは駐車場入口で徴収された。

昔ながらのバリのデサ(村)の景観と暮らしを守ろうと志した人々がこの地に集まり、
バリ独自の方位決めに従って街並みを作り、住んでいるのだそうだ。
penglipuran15-06/01/17
ここだけで一つのバンジャール(集落の自治組織)を作っているようだ。
入口を入ってすぐの建物にはBALAI BANJAR(バレ・バンジャール)と書いてあり、
ここがバンジャールの集会所になっているようだった。

バレ・バンジャールの建物の前には、村内の地図があった。
penglipuran1-06/01/17
地図の掲示板の上の屋根は竹製だ。

通路を挟んで向かい側には、昔ながらの集会所らしい建物があった。
penglipuran2-06/01/17
高床で、風通しが良さそうな東屋の作りだ。
街中では、バンジャール集会所も近代的な建物が多いけれど、
田舎や古い村などでは、こうした集会所を時々見かけることがある。

集会所の大きな屋根も、竹で葺かれている。
近くで見ると、こんな感じだ。
peglipuran3-06/01/17
隙間には結構草が生えている。
伝統的な作りの建物でも、普段見るのは瓦葺きや草葺きの屋根が多い。
竹で葺いたものをじかに見るのは初めてで、珍しいなーと思った。


横から見ると、竹板を何枚も重ねて葺いてあるのがよくわかる。
penglipuran4-06/01/17
集会所の東屋は、とても広い造りになっている。
これなら、村中の人が集まることもできるのだろう。

道を奥へと進んでいくと、これぞ昔さながら、という風景が現れた。
penglipuran5-06/01/17
道の両側に家々が立ち並び、各家の門の屋根も竹噴きだ。
バイクも車も通らない、のんびりした村の空気が流れている。
でも屋根が見慣れない竹葺きなので、私にはどこか不思議な感じだ。
左側に電柱と電線があるのがちょっと残念、これがなければもっと完璧に、
タイムスリップしたような感じになるのになと思う。
このメインストリートだけでも、地下埋設にしたらいいのになと思った。

メインストリートは山に向かって上がっていて、所々、階段がある。
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階段の横に、ガムラン演奏の石像があるのが楽しい。

突き当たりに、村の寺院があった。
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この日は、インドネシア国内からの観光客が多かった。
みな次々と、寺院の前で記念撮影をしている。

寺院の塀は、いい感じに苔むしている。
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でも熱帯の蒸し暑い気候では、石が苔むすのも早いので、
村の歴史を考えても、それほど古い塀ではないのだろう。

観光村とはいえ、お寺はきちんとしたバリヒンドゥー寺院だ。
門の前にはインドネシア語、英語、日本語の注意書きがあった。
penglipuran9-06/01/17
”露出度の激しい服装は避けること””生理中の女性は寺院に入れません”
”ガイド、寺院の管理人の指示に従うこと”などと書かれている。
この日見る限り、多いのは圧倒的にインドネシア国内からの人で、
たまにポツポツとガイドに連れられた欧米人がいた。
日本人観光客には一人も出会わなかった。

寺院の前を左手へと行くと、大きな東屋がある。
ここは自由に座ってくつろいで良さそうだった。
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私たちも、ここでちょっとお菓子を食べて休憩した。

東屋の向こう側に、門と塀に囲まれた寺院の台所棟があった。
penglipuran10-06/01/17
水道や調理台などが見える。
祭礼などの時に、ここで大勢で料理を作るのだと師匠が言っていた。

昼近くなり、辺りはかなり暑くなってきたが、そこからさらに奥へと、
道を進んで行ってみる。
街並みが途切れた向こうに、竹林があった。
penglipuran12-06/01/17
鬱蒼と茂る丈が日差しを遮り、涼しい風が吹き抜けていく。

竹の種類はよくわからないけど、背丈がすごくて太さもそこそこあり、
日本の竹林よりワイルドな感じだ。
penglipuran11-06/01/17
なるほど、こんなにふんだんに竹があるから、竹で屋根を葺いたり、
建材としていろいろに使えるのだなあと思った。
竹林と、竹葺きの屋根の家々をセットでこうして見られると、実感がわく。

所々で、筍が顔を出している。
penglipuran13-06/01/17
「これは食べられるんだよ、時々市場で売ってる」と師匠が言うので、
「日本でもタケノコと言って、これ食べるよ」と言うと、師匠の方が驚いていた。

ところで、観光地の見学ではトイレが気になるところだけど、
ここでは入口近くと寺院の近くに、そこそこきれいなトイレがあった。
入口近くの方は洋式で何とペーパーもあってびっくりした。
(ローカルトイレだと和式に近いもので、普通ペーパーもない)
一応有料でRp.2,000(約17円)と書いてあり、入口近くは料金箱があったが、
寺院近くの方は徴収人がいるようだ。
この日は日本人観光客には会わなかったけど、トイレがOKだし街もきれいなので、
これからもっと来るようになるかもね〜なんて夫と話した。
今のところ、ここはガイドブックにも出てなくて、ツアーコースにも入らないようだ。
伝統的な街並みと言っても、新しい(1990年代にできた)村、というところが
あまり日本人好みではないのかもしれない。
でも、日本でもあちこちにある”民俗村”のようなものと思えば、
家の敷地にも入って見学できるなど、普通の村と違う面白さもあると思う。

そう、私も行くまで知らなくて驚いたのだけど、プンリプランでは、
各家の門をくぐり、敷地に入って中庭や台所など見学できるのだ。
ただの民家もあるし、お土産屋やワルンを営む家もある。

明日は、見学した家々の門や台所の様子などを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※プンリプラン村については、次のサイトと本を参考にしています。
   サイト:「バリ島ナビ」より「プンリプラン」
   本:「バリ・スタイル OLD&NEW」アートダイジェスト編 京都書院アーツコレクション
     「荻野矢慶記写真集 バリの伝統美」東方出版
   
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

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