オダランから帰って<2016年12月>

gebogang2-31/12/16
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、12月31日の続きです。
オダランでの舞踊が終わって、師匠宅へと帰った。
私たちが普段着に着替えている間、師匠と奥様はもう一度お寺に行って、
供物を下げて持ち帰ってきた。
あのずらりと台の上に並んでいた”グボガン”と呼ばれる供物で、
各家庭で供えたものを、祭礼が済むと持ち帰り、お下がりをいただく。
積み重ねたお盆をばらす前に、写真を撮らせてもらった。
お盆は真ん中に丸い穴があり、そこに軸棒を通して重ねられるようになっている。
ばらす時には、上からのったものを順に取り、お盆を外していく。
上の方には、プラスチックケースに入ったスポンジケーキがのっている。

スポンジケーキの上、最上部にのっているのは、ヤシの葉で編んだ器のお供えだ。
gebogang1-31/12/16
葉を折ったり、切ったりして組み合わせた形も可愛い。
四角い器にのった青い花びらはアジサイの花、ピンクはホウセンカだ。
アジサイやホウセンカはバリ島の高原地帯で栽培され、お供えによく使われるので
花や花びらは市場でたくさん売っている。

ここ数年、大晦日は師匠宅で年越しするようになっている。
近所の親戚や楽団の友達など数人呼んで、小さなパーティーだ。
今回用意してくれたのは、Kambing(カンビン=ヤギ肉)のご馳走で、
ブンクス(持ち帰り)で買ってきてくれたものだ。
カンビンのサテ(串焼き)は、バリの人が大好きなご馳走の一つだが、
鶏や豚のサテより高いらしく、師匠もたまにしか食べないと言っていた。
dinner2-31/12/16
白いのは、店で一緒に添えてくれるロントン(ちまきのようなご飯)で、
こってりしたピーナツベースのたれに、一緒に絡めて食べると美味しい。
実はサテ・カンビン、私はバリで食べたのは初めてだった。
ヤギ肉自体は沖縄で以前食べたことがあったが、かなりクセがあるなと感じ、
それ以来、あまり進んで食べようとしてなかったのだ。
でも、こんがり焼けたサテに、スパイシーなこってりだれはすごく美味しくて、
クセのあるにおいは全然感じなかった。

一緒に、カレー風味のヤギ肉スープも出してくれた。
dinner1-31/12/16
ココナッツミルクカレー、という感じのスープで、これはとても優しい味だ。
しみじみと滋養にあふれた感じで、すすると元気が出てくるようだった。
これも、スパイスのせいか臭みは全くなく、とてもとても美味しかった。

お腹いっぱい食べてビールを飲んでも、まだ年越しまで少し間があった。
のんびりしゃべっていると、奥様が、さっきのお下がりのケーキを
出してきてくれた。
cake31/12/16
上の方にのっていた、プラスチックケース入りのスポンジケーキで、
中央に丸い穴があるので、供物用にいろいろ市販されているのだろう。
この時のはパンダン葉(またはエッセンス)で緑の色と香りをつけたもので、
上にはチョコスプレッドがたっぷりのっている。
チョコ大好きなちび娘は目を輝かせ、自ら切り分けてお皿にのせてくれ、
自分も大きく切ってすぐに食べ始めた。

師匠はもう眠たそうだった。
前日ヌサドゥアのサプ・レゲール儀礼から夜遅くに帰ったというのに、
この日は朝5時起きで、ペジェン村のサプ・レゲール儀礼に演奏に行ったそうだ。
ペジェン村も師匠宅から結構遠い場所で、戻ったのは午後3時と言っていた。
そしてほとんど休む間もなく、その後バンジャールのオダランに出かけたわけだ。
私たちは前日の儀礼から戻った後、この日は午後までのんびりしていたが、
ちび娘は午前中から踊りの準備だし、オダラン当日は皆忙しかったはずだ。
そんな日に、年越しまで過ごさせてもらうのは申し訳ない気もしたけど、
あまり遠慮するのも他人行儀なので、結局のんびりいさせてもらった。

ところで、オダランから戻ってくるまでは降らずにいた雨だったが、
テラスで皆で食べている時に、ついに雨が降り出した。
(やはり、オダランの間は雨を止めていたのかな)と思った。
でもまた少しすると、雨もやみ、年越し前後の花火はいつも通り、
あちこちで盛大に上がった。
中庭や門の前に出て、四方八方で(つまり住宅街でも)バンバン上がる
打ち上げ花火をみんなで眺め、しばらく楽しんだ。

大晦日にちょうどバリ暦で行うオダランがぶつかり、すごい一日だったが、
例年通り年越しは花火を眺め、やがて無事に年が明けて2017年となった。
この後、私たちはタクシーを呼んでもらいホテルまで戻った。

明日は、ホテルまでの帰り道の様子を書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住むつもりでいます。

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