観光村プンリプラン④お休み処とロロ・チェムチェム<2017年1月>

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こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
歩いていたら暑くて熱中症寸前状態だったので、涼しい日陰で休むことにした。
道沿いにある、東屋のお休み処を使わせてもらった。
涼しい風が吹き抜け、ようやくほっとする。
目の前の道を、お供え物かごを持った老夫婦が、ゆっくり歩いていく。
ぼんやり眺めていると、タイムスリップしてしまった気分になる。

このお休み処、道側から見るとこんなふうになっている。
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最初に通りかかった時は地元の人が座って涼んでいたが、
空いていれば誰でも休んで良いようだ。
道との間にちゃんと分別のゴミ箱があり、ゴミひとつ落ちていない。
掃除用具を置いて休んでいる人がいるので、
道などは定期的に掃除しているのだと思う。

お休み処の屋根裏には、ちっちゃなチチャ(ヤモリ)がいた。
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ここも竹葺きの屋根で、骨組みや裏側も竹でできている。

辺りを見ると、少し下がったところの家の屋根がよく見えた。
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どんなふうに竹を重ねているか、この角度だとよくわかる。

こちらは休憩する前に見たのだが、鶏が地面のお供えをつついていた。
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花びらや線香は少し散らばっているけど、側溝などにもゴミが全くない。

鶏は、なかなか精悍な感じだった。
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闘鶏用かもしれない。

少しすると、ある家に入っていった。
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門をくぐっていく姿も、どこか堂々としている。

鶏に比べて、この犬の方が頼りなく見えてしまう。
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やせっぽちで、首輪もしてないので野良かもしれない。

一方、飼い犬は家の門の前にどーんと構え、体格も良い。
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きっとこの家の、いい番犬なんだろうと思う。

道沿いの店で、所々”LOLOH CEMCEM(ロロ・チェムチェム)”と書かれた
看板や垂れ幕がある。
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ロロ・チェムチェムは青汁のような飲み物で、以前一度飲んだことはあったけど、
どうやらプンリプラン名物の一つでもあるようだった。

どんな味だったかあまり覚えてなかったけど、せっかくだからと
途中のワルンでこのロロ・チェムチェムを買った。
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よく冷えていて、これをお休み処で涼みながら飲んだ。
以前調べたところによると、これはアムラタマゴノキの葉を中心とした青汁だ。
シナモン、シリー、ナンヨウアブラギリ、ダダップなどの葉も混ぜてすりつぶし、
ココナッツジュース、ヤシ砂糖、塩などで味付けするらしい。
若いココナッツの内側の胚乳をスライスしたかけらも、何片か入っている。
血圧を下げ、消化を良くするなど体に良いものらしい。
以前飲んだのは、お寺のムチャルという儀式を見学した時、振舞われたものだった。
その時はコップ1杯で、何となく飲み干してしまったのだが、
改めて飲んでみると、これはなかなかクセがある。
あまりに暑くて喉がカラカラだったので、私は何とか飲んでしまったけど、
夫は「これ、ペットボトル1本はきつい・・・」と言っていた。
青汁系は結構何でも平気な夫が言うので珍しいなと思った。
私は青汁は苦手な方で、以前沖縄でフーチバジュース(ヨモギの青汁)を買った時も、
一口で挫折して、残りを夫にあげてしまった。
それで、「沖縄のフーチバジュースとどっちがきつい?」と夫に聞くと、
「あれは苦いだけだから飲める。これは甘いのがかえって飲みにくい」とのことだ。
そのあたりは好みによると思うけど、とりあえず体には良さそうで、
飲み終える頃には暑さもひいて、ほっと落ち着いた。

時折さっと涼しい風が吹き抜け、やはり山の方にいるのだなあと思う。
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各家の日当たりも良いし、平地の村よりは風も涼しいので、
日中暑くても日陰にいればしのげる。
ここは案外住み心地も良い場所なのかもと思った。

村内を散歩して、道々にたくさん花が咲いていたのも楽しかった。
明日は、村で見た花々のことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

観光村プンリプラン③土産物店<2017年1月>

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こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプラン村の続きです。
民家の門をくぐると、中庭の一角が土産物店になっているところも多い。
ここもそうしたところで、奥に見えるのがその家の居住棟だが、
手前に簡単な小屋がけで、土産物を並べている。

こちらは、中庭に面したタイル敷の東屋を土産物コーナーにしている。
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私たちが最初に入ってみたのがここで、中庭にいた家の女性は、
「買わなくてもいいのよ、見学だけどうぞ」と言ってくれた。
でもそう言われると、せっかくなら何か買おうかな、と思ってしまう。
村全体の入場料を払っているといえ、何か買ってお金をそこで使えば、
何となく村人の役に立てるようで、自分も少しいい気分になれる。
かさばるものは持ち帰りも大変なので、結局実用的なTシャツにした。
バリで散歩のとき着るTシャツが古くなり、そろそろ新調しようと思ってたのだ。
どうせなら、と村の写真をプリントしたベタなTシャツにした。
2枚なら安くするよ〜と言われたけど、1枚で十分だったので、
1枚Rp.150,000(約1,137円)で買った。
スーパーや市場で買うより高いけど、土産物としてはまあまあの値段だ。

工芸品に混ざって、菅笠とか、お供えを入れるかごやお盆など、
実用品も売っていた。
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この東屋は、欄間みたいな彫刻が見事だなあと思った。
観光村のせいか、どの家もきれいで、比較的ゆとりのある暮らしぶりに思えた。

野菜や果物を売っている家もあった。
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茶色い皮の丸いのはサラック(サラカヤシの実)で、皮を手でむいて、
甘くショリショリした果肉を生で食べたり、茹でて食べたりする。
私は茹でた方が好きで、煮りんごみたいで甘酸っぱく、お腹にも優しい。
束ねてある葉物はPakis(パキス=クワレシダ)で、
サユール・ウラップ(茹で野菜のココナッツ和え)にすると美味しい。

この家では、お菓子やカップラーメンなども売っていた。
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コピの小袋もぶら下がっているので、注文すれば、カップに入れてお湯を注いで
普通のワルンみたいに出してくれると思う。

お店コーナーの奥に中庭があり、男性が何か作業をしていた。
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Bunbu(ブンブ=調味料)を作っているとのことで、丸い石鉢のくぼみで
スパイス類をすりつぶしていた。
これも伝統的なやり方で、手間はかかるけど、香りよく出来上がりそうだ。

店を営む家も、大半は門の中を見ないとわからない作りになっている。
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ちょっとのぞくと、ワルンと書いてあったり、並べた品物が見えたりする。

道に面して品物を広げる家も何軒かあった。
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あんまりこういう店ばかりになってしまうと、景観が変わってしまいそうだ。
でも今のところ、こういう店は外れの方に数軒あるだけだった。

土産物の工芸品は、他でもよく見るものが多いけれど、これは珍しかった。
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竹の村らしく、竹を彫り込んだ彫刻だ。
大きくてかさばるのと、ちょっとインパクトがありすぎなので買わなかった。

土産物屋やワルンだけでなく、ホームステイを営む家もあった。
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伝統的な家の造りだと、居住棟が何棟かあったり、長屋式に部屋が並んでたりするので、
ホームステイと言っても、日本で言う民宿のような感じになる。

門から中に入ってみると、宿泊用の部屋らしき建物はなかなかきれいだ。
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こんなところに泊まったら、日帰り観光客がいない夜や早朝など、
静かな時間が楽しめそうだ。

お天気に恵まれたこの日、あちこち見ながら村中を歩いていると、
さすがに暑さで頭が沸騰しそうになってきた。
途中で飲み物を買い、涼しい場所で休憩することにした。

明日は、休憩した東屋や、そこから見えた風景などのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※現地通貨Rp.(インドネシアルピア)の円換算は、年始の両替レート:1円=約Rp.113で計算しています。

観光村プンリプラン②民家の台所と門<2017年1月>

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こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日に訪れたプンリプランの続きです。
村内の家々は人が普通に暮らしているけど、門が開いているところは
中に入って中庭から見学させてもらうことができる。
門をくぐると、中で土産屋やワルンをやっているところも多い。
私たちも土産物屋の一つに入っていくと、中庭に面して台所棟があり、
そこは中に入って良いと言うので、見せてもらった。
中央にどーんと煮炊きのかまどがあり、煤けた鍋釜が置かれている。
今ではLPガスとガスコンロが普及しているバリ島の台所だけど、
少し前までは、民家の台所もかまどでの煮炊きが中心だったようだ。

伝統的な台所の造りも、地域によって違いがあると思うが、
プンリプラン村ではどこも同じような感じになっていた。
こちらは別の家(やはり土産物屋)の台所だ。
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ここのかまどは、段は少し高めになっている。

かまども使いながら、現代の炊飯器も使っているのが面白い。
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窓際の台にちょこんと電気炊飯器があり、スイッチが灯っている。

バリ島の伝統的な造りでは、台所は居住棟とは別棟になっている。
プンリプラン村の場合、その台所棟は、どの家も外観を統一しているようだ。
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この右側の竹葺き屋根の建物が台所棟で、どこで見てもこんな感じだった。
なお、台所棟の配置も、伝統に従い敷地の南西側になっているはずだ。
奥に見えるのは居住棟で、こちらは家によって作りも違っているが、
方位的な配置は、伝統的な習慣に従っているはずだ。
ちなみに、中を見学できたのは台所棟だけで、居住棟の方は
観光客に公開していないようだった。

台所棟の壁も、竹で作られている。
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茶色い枠部分はココナッツ材と思うが、竹を組み合わせたのが壁材になっている。

中からかまどの上を見上げるとこんな感じだ。
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棚があり、大きなザルなどが置かれている。

こちらも中から見た、屋根の端部分だ。
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竹と木材をしっかり組み合わせてある。

こちらは、お土産で売っていた台所棟のミニチュアだ。
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これを見ると、台所棟全体の造りがよくわかる。

ミニチュアは、こんなふうに置いて売っていた。
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一番上の段は、門のミニチュアだ。

ミニチュアと同じく、どの家の門も、竹葺きの屋根になっている。
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バリ島の伝統的な門は、人一人が通れるくらいの狭い幅だ。
でもやはり、普段は見るのは瓦葺きが多く、たまに茅葺という感じなので、
竹葺きだと雰囲気が違い新鮮に思える。

門の周りや門扉などは家により様々で、違いを見るのも楽しい。
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道からは数段上がっていて、塀との間にはいろいろな草木が植わっている。

門からちょっと覗き込むと、土産屋やワルンなのだとわかる。
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景観を損ねないためか、表にはあまり看板を出してない所が多かった。

こちらもワルンで、お土産も売っているようだ。
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ちょっとのぞいて、心惹かれた店にふらりと入っていくのも楽しい。
と言っても、私たちは勝手がよくわからず、師匠がふらりと入っていくと
それにくっついて行くような感じだった。

ここは、表からも見えるようにワルンの看板を出している。
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どこかで食べてみたい気もしたけれど、今回はお土産を見るくらいで、
特に食べたりはしなかった。

ここは、奥が何かの工房になっているようだ。
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同じような作りでも、少しずつ雰囲気が違っていて面白い。
私は、門のすぐ内側に草木が植えてあると、つい目を引かれてしまう。

カラフルな土産物は、ちらっと見えるだけでも目立つ。
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金ピカをあしらった色とりどりの細長い布は、男性用のウドゥンだった。
ウドゥンは、男性が正装の時頭に巻く、鉢巻のようなものだ。
でもバリ人が儀式でこんなカラフルなのをしてるのは見たことがないので、
これはやはりお土産用という感じだ。

明日は、何軒かのぞいた土産物屋のことを書きます。
明日はその様子を書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

観光村プンリプラン①竹の屋根と竹林<2017年1月>

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こんにちは。年末年始のバリ島滞在のことを書いています。
1月6日、師匠と私たちは、師匠の親戚Nさんの運転する車で、
バンリ地方へとお出かけした。
目的地はプンリプランPenglipuranという村で、古い街並みが美しいところだと、
以前演奏の仕事で来たことがあるという師匠が言っていた。
私は全然知らなかった場所で、手持ちのガイドブックにも出ていない。
帰ってからインターネットで調べると、1993年にインドネシア政府により
指定された観光村で、新たに造られた村なのだそうだ。
入口近くの看板には”Selamat Datang Di Wisata Penglipuran"と書かれている。
”プンリプラン観光村へようこそ”という意味だ。
観光村なので見学には入場料が必要で、私たちは駐車場入口で徴収された。

昔ながらのバリのデサ(村)の景観と暮らしを守ろうと志した人々がこの地に集まり、
バリ独自の方位決めに従って街並みを作り、住んでいるのだそうだ。
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ここだけで一つのバンジャール(集落の自治組織)を作っているようだ。
入口を入ってすぐの建物にはBALAI BANJAR(バレ・バンジャール)と書いてあり、
ここがバンジャールの集会所になっているようだった。

バレ・バンジャールの建物の前には、村内の地図があった。
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地図の掲示板の上の屋根は竹製だ。

通路を挟んで向かい側には、昔ながらの集会所らしい建物があった。
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高床で、風通しが良さそうな東屋の作りだ。
街中では、バンジャール集会所も近代的な建物が多いけれど、
田舎や古い村などでは、こうした集会所を時々見かけることがある。

集会所の大きな屋根も、竹で葺かれている。
近くで見ると、こんな感じだ。
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隙間には結構草が生えている。
伝統的な作りの建物でも、普段見るのは瓦葺きや草葺きの屋根が多い。
竹で葺いたものをじかに見るのは初めてで、珍しいなーと思った。


横から見ると、竹板を何枚も重ねて葺いてあるのがよくわかる。
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集会所の東屋は、とても広い造りになっている。
これなら、村中の人が集まることもできるのだろう。

道を奥へと進んでいくと、これぞ昔さながら、という風景が現れた。
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道の両側に家々が立ち並び、各家の門の屋根も竹噴きだ。
バイクも車も通らない、のんびりした村の空気が流れている。
でも屋根が見慣れない竹葺きなので、私にはどこか不思議な感じだ。
左側に電柱と電線があるのがちょっと残念、これがなければもっと完璧に、
タイムスリップしたような感じになるのになと思う。
このメインストリートだけでも、地下埋設にしたらいいのになと思った。

メインストリートは山に向かって上がっていて、所々、階段がある。
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階段の横に、ガムラン演奏の石像があるのが楽しい。

突き当たりに、村の寺院があった。
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この日は、インドネシア国内からの観光客が多かった。
みな次々と、寺院の前で記念撮影をしている。

寺院の塀は、いい感じに苔むしている。
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でも熱帯の蒸し暑い気候では、石が苔むすのも早いので、
村の歴史を考えても、それほど古い塀ではないのだろう。

観光村とはいえ、お寺はきちんとしたバリヒンドゥー寺院だ。
門の前にはインドネシア語、英語、日本語の注意書きがあった。
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”露出度の激しい服装は避けること””生理中の女性は寺院に入れません”
”ガイド、寺院の管理人の指示に従うこと”などと書かれている。
この日見る限り、多いのは圧倒的にインドネシア国内からの人で、
たまにポツポツとガイドに連れられた欧米人がいた。
日本人観光客には一人も出会わなかった。

寺院の前を左手へと行くと、大きな東屋がある。
ここは自由に座ってくつろいで良さそうだった。
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私たちも、ここでちょっとお菓子を食べて休憩した。

東屋の向こう側に、門と塀に囲まれた寺院の台所棟があった。
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水道や調理台などが見える。
祭礼などの時に、ここで大勢で料理を作るのだと師匠が言っていた。

昼近くなり、辺りはかなり暑くなってきたが、そこからさらに奥へと、
道を進んで行ってみる。
街並みが途切れた向こうに、竹林があった。
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鬱蒼と茂る丈が日差しを遮り、涼しい風が吹き抜けていく。

竹の種類はよくわからないけど、背丈がすごくて太さもそこそこあり、
日本の竹林よりワイルドな感じだ。
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なるほど、こんなにふんだんに竹があるから、竹で屋根を葺いたり、
建材としていろいろに使えるのだなあと思った。
竹林と、竹葺きの屋根の家々をセットでこうして見られると、実感がわく。

所々で、筍が顔を出している。
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「これは食べられるんだよ、時々市場で売ってる」と師匠が言うので、
「日本でもタケノコと言って、これ食べるよ」と言うと、師匠の方が驚いていた。

ところで、観光地の見学ではトイレが気になるところだけど、
ここでは入口近くと寺院の近くに、そこそこきれいなトイレがあった。
入口近くの方は洋式で何とペーパーもあってびっくりした。
(ローカルトイレだと和式に近いもので、普通ペーパーもない)
一応有料でRp.2,000(約17円)と書いてあり、入口近くは料金箱があったが、
寺院近くの方は徴収人がいるようだ。
この日は日本人観光客には会わなかったけど、トイレがOKだし街もきれいなので、
これからもっと来るようになるかもね〜なんて夫と話した。
今のところ、ここはガイドブックにも出てなくて、ツアーコースにも入らないようだ。
伝統的な街並みと言っても、新しい(1990年代にできた)村、というところが
あまり日本人好みではないのかもしれない。
でも、日本でもあちこちにある”民俗村”のようなものと思えば、
家の敷地にも入って見学できるなど、普通の村と違う面白さもあると思う。

そう、私も行くまで知らなくて驚いたのだけど、プンリプランでは、
各家の門をくぐり、敷地に入って中庭や台所など見学できるのだ。
ただの民家もあるし、お土産屋やワルンを営む家もある。

明日は、見学した家々の門や台所の様子などを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!

 ※プンリプラン村については、次のサイトと本を参考にしています。
   サイト:「バリ島ナビ」より「プンリプラン」
   本:「バリ・スタイル OLD&NEW」アートダイジェスト編 京都書院アーツコレクション
     「荻野矢慶記写真集 バリの伝統美」東方出版
   

バンリへの道のり②<2017年1月>

to banbli16-06/01/17
こんにちは。年末年始のバリ島滞在、1月6日の続きです。
バンリへと向かう道のり、車窓から街の景色を眺めて行く。
少し田舎の方に来ると、敷地も広く門も立派な家が多いなあと思った。
このお家は、門を入ったところにガネーシャ像が見える。

バンリの街中心部に入ってくると、通り沿いにはお店も立ち並ぶ。
薬局の前で、華やかなペイントの軽トラが目をひいた。
to bangli17-06/01/17
鮮やかなオレンジ色に、ジュプン(プルメリア)や蝶、
ハイビスカスなどが可愛く描かれている。
ちょうど車の真上にあるのもジュプンの木だ。

バイクのサドルだけ売っている店もある。
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電車もなく、路線バスも一部地域にしかないバリ島では、
バイクを日常の足とする人がとても多い。
お気に入りのバイクに、パーツを変えたりステッカーを貼ったりして、
さらに自分好みの仕様にして楽しんでいる人も多いのだ。

少し標高が上がると、植物が変わってくるのも面白い。
to bangli20-06/01/18
赤くポツポツと見えるのはウナズキヒメフヨウの花だ。
ハイビスカスと同じ仲間だけど、花びらはパッと開かず、
下向きにほとんど閉じたままのような咲き方で、どこかしおらしい感じだ。
この花は普段散歩する遊歩道近くや、街中の民家では見かけないが、
高原地帯など少し標高の高いところへ向かう時によく見かける。
多少涼しいところの方がよく育つのかもしれない。

こちらは鳥かごか小鳥屋さん、あるいはその両方かもしれない。
to bangli21-06/01/18
バリでは鳴き声の美しい小鳥が好きな人(特に男性)も多い。
師匠宅でもお父様が小鳥好きで、いくつもの鳥かごを軒先にぶら下げて
何羽も小鳥を飼っている。
鳥かごも、木製や竹製など、それ自体凝った造りのものがあり面白い。
店先で見ている男性、赤ちゃんを抱っこしている。
子供は、こうしてお父さんが抱っこしたり散歩させたりしていることも多い。

バイク屋さんには、何となく男性が集まってくる。
to bangli22-06/01/18
この店はオイルなど売っているようで、修理などもするのか、
ワルンも兼ねているかもしれない。
こうしたお店には、用事ついでにやって来て、ついでに話し込んでいく人も多い。

どことなくのんびりしたバンリの街を通り過ぎ、道はさらに標高を上げ、
目的地のプンリプランヘと近づいていった。
プンリプランに着いたのは、出発してから約2時間、午前11時頃だった。

明日は伝統村プンリプランの様子を書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように!
プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住むつもりでいます。

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