刻々と変わる日の出<2017年4月>

sunrise6-01/04/17
こんにちは。今年春のバリ島滞在、4月1日朝の続きです。
午前6時16分、ロンボク島リンジャニ山の稜線はまだくっきり見え、
その右側の空が一層深いオレンジ色の染まり始めました。
いよいよ、日の出が近づいているようです。

この日はバリ島最高峰アグン山、ロンボク島最高峰リンジャニ山が両方見え、
見事な眺めでした。
sunrise7-01/04/17
左端がアグン山、空が一段と明るい部分のすぐ左に小さく突き出たのが
リンジャニ山です。
広角で写真を撮ると、両方が画面に入りました。

網を担いだ漁師が、浅瀬をゆっくりと歩いていきます。
sunrise8-01/04/17
潮はかなり引いて、ウミショウブなどの海草が水面に出ています。

午前6時21分、雲の上から金色の光がこぼれ始めました。
sunrise9-01/04/17
海も金色に染まり、リンジャニ山の稜線はくっきりシルエットになっています。

午前6時25分、光が強まり、太陽本体の姿が見えてきました。
sunrise10-01/04/17
リンジャニ山のシルエットは、いくぶん霞んできています。

午前6時29分、太陽が昇りきって、強い光が海にも放たれると、
リンジャニ山の姿は、だんだん水平線の雲に紛れてきました。
sunrise11-01/04/17
ほんの10分あまりの間に、刻々と変化する日の出の時間は、
イルージョンを見ているかのようです。

この後も散歩を続けました。
明日もこの続き、日の出後の様子を書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

アグン山とリンジャニ山の朝<2017年4月>

sunrise1-01/04/17
こんにちは。今年春のバリ島滞在のことを書いています。
4月1日、にぎやかな小鳥curcukの声で目が覚め、遊歩道に散歩に出ました。
日の出前の午前6時、意外に涼しく、しかも虫の声がして、日本の初秋みたいでした。
そして、海辺からはすっきりとアグン山が見えています。

くっきりしたアグン山の姿、カメラに収めようと浅瀬に三脚を立てて待つ人が
何人もいました。
sunrise2-02/04/17
ここからだと水面に映るアグン山がちょうど人と重なってしまうので、
私はもう少し歩いて移動しました。

まだほとんど人がいないビーチで、モモタマナの木の向こうに
浅瀬に映る”逆さアグン”もよく見えました。
sunrise3-01/04/17
いつも美しいアグン山を、海も讃えてその姿を映すかのようです。

これから太陽が昇ってこようと、空を染め上げている東の空には、
遠くロンボク島の島影が見えました。
sunrise4-01/04/17
これはなかなか見られないので、この朝もラッキーだなあと思いました。
砂浜には親子連れが座って、日の出前の景色を眺めています。

この辺りから見えるロンボク島は、リンジャニ山の稜線が
特徴的な形をしています。
sunrise5-01/03/17
リンジャニ山は標高3,726mで、アグン山より高い山なのです。
(アグン山の標高は、Wikipediaには3.031mとなっているが、3,142mという説もあり)
バリ島の朝の海辺で、3,000m級の山が二つ見えるのも、不思議な感じがします。
山はお互い遠く離れながらも、呼び合っているようにも見えます。

明日もこの朝の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

茹でた果物と帰り道<2017年3月>

salak31/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月31日の続きです。
美味しいお昼を食べて昼寝した後、奥様が目覚めのコピと一緒に、
サラック・ルブス(茹でサラック)を出してくれました。
サラックはサラカヤシの実で、生でも食べられますが、
私はこの茹でサラックの方が好きです。
生だとショリショリと固めのリンゴみたいな感じですが、
茹でると甘み、酸味が増して、煮リンゴみたいな美味しさなのです。

ピサン・ルブス(茹でバナナ)もありました。
pisang31/03/17
バナナを茹でるのは意外な気もしますが、これも生とは違う美味しさです。
甘みと酸味が濃くなり、柔らかくとろけるような感じです。
熱々のまま食べてますが、これを冷やしても美味しいだろうな〜なんて思います。

茹でたサラックやバナナを時々つまみながら、午後もレッスンを続け、
3時半過ぎに帰りました。
帰り道、通り沿いの店々を車窓から眺めるのも楽しいです。
toko1-31/03/17
ここは食料品を扱う店のようで、水やガスボンベもあり、
店構えはコンビニみたいな感じです。
入口に24時間営業、と書いてあるけど、そう書いてあっても、
本当に24時間やっている店はあまり見たことがありません。

店先に置かれたプラスチック椅子が可愛いです。
toko2-31/03/17
これは携帯ショップみたいで、新品、中古とあるようです。

角の店はお供え関連グッズを商っているようです。
toko3-31/03/17
赤や黄色のものは、部屋などに設置する祭壇(プランキラン)の台です。
供物カゴやござに線香、ココナッツやバナナの他、バナナの葉を巻いたものや
出来合いのお供えもまとめて売られています。

この店は、手前の木にヤシ葉の束を立てかけて売っています。
このヤシの葉(新芽)が、日々のお供えやお飾りの材料になります。
toko4-31/03/17
店の前にはココナッツ殻が山積みですが、”エス・クラパ・ムダ”、
つまりココナッツジュースも売っているようです。

こういう衣料品店も、ちょっとレトロな雰囲気があって楽しいです。
toko5-31/03/17
女性が、店の前に水を打っています。
この時は雨は降ってなかったけど、手前のマネキンには、
雨よけのビニールカバーがすっぽりかぶせてあります。

個包装のインスタント飲料の袋がずらっと垂れ下がっていると、
いかにもバリのワルンだな〜と思います。
toko6-31/03/17
ここもやはり、水やガスボンベも売っています。
右下に見えるガスボンベは台所に置き、直接コンロにつなぐことが多いようで、
師匠宅でもそうしています。

帰って一休みしてから夕食を食べに出ました。
帰り道、夜空には三日月が見えました。
新月のニュピの日(3月28日)からちょうど3日経ったんだな、と思いました。

明日は翌朝のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

大好きなお昼ごはん<2017年3月>

lunch1-31/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月31日の続きです。
午前中からレッスンして、お昼は師匠宅でいただきました。
この日、奥様は仕事が休みだったので、いろいろ作ってくれました。
暑くて食欲がなくなりそうな日でも、奥様の手料理だと、
不思議なくらいもりもり食べてしまいます。

これはイカン・ゴレン(揚げ魚)、魚はIkan Kembung(イカン・クンブン)で、
日本では沖縄の海にいるサバ科の魚・グルクマのことのようです。
lunch2-31/03/17
朝に市場で買ってきたばかりの魚で、新鮮なのはもちろん、
奥様の揚げ方も絶妙です。
カリッと香ばしく、中の身は旨味がギュッと濃くて味わい深く、
ご飯が進む美味しいイカン・ゴレンでした。

タフとテンペも揚げたてでした。
lunch3-31/03/17
タフは豆腐なので、揚げると厚揚げのような感じです。
テンペは納豆のような大豆の発酵食品ですが、納豆のような匂いやクセもなく、
やはり揚げて食べることが多いです。
どちらも、私の好物の一つで、ちょっとサンバルをつけるといっそう美味しいです。

野菜は、カンクン(空芯菜)の炒め物です。
lunch4-31/03/17
ニンニクと唐辛子が効いて、これも大好きなんです。
夫と奪い合うようにして食べてしまいます。

鶏肉のおかずもありました。
lunch5-31/03/17
これは名前を忘れたけど、細かく裂いたフレーク状の鶏肉を甘辛く味つけたもので、
それほど辛くないので、ごはんのお供に最高です。

サンバルもたっぷり添えてくれました。
IMG_2791.jpg
辛いので私は少しだけ取りますが、夫はサンバルもいっぱい取ります。

ごはんと、好きなおかずを好きなだけ自分でよそいます。
lunch6-31/03/17
好きなものばかりで、自分で写真を見ていても今すぐまた食べたくなるほどです。
美味しくて、この後ごはんもおかずもお代わりしちゃいました。

食べ物の話ばかりなので、この日のレッスンのことも少し書きます。
最初はとにかく覚えて弾ければいい、という感じでしたが、近頃は特に”Nguncab”、
つまり曲が盛り上がったり小さくなったりする波が大事だ、と言われます。
”Ngunbang”つまり強く大きく弾く所と”Isep”すなわち小さく優しく弾く所があって、
その波を意識、といっても今の私には師匠に合わせることしかできません。
そして、その波を合わせようと意識すると、それほど難しく感じなかった曲も、
途端に難しくなり、手がもつれそうになります。
要所要所で音を止める”Angsel”も、集中してないと合わせられず、
だいぶ前に習った曲も含め、どの曲も真剣にやると難しいな、と痛感した日でした。
もう覚えた、簡単、なんて思った曲もちっとも簡単ではなかったことに気づき、
でもその難しさに、ますます気持ちは燃えてしまいます。
私にとっては、その奥の深さが、本当に楽しいんです。
グンデルに限らず、またガムランに限らず、音楽ってそういうものかもしれませんね。
私はのんきなので、今はできなくても、淡々と練習していさえすれば、
いつかできるようになるだろう〜なんて思うことにしてます。

儀式で弾いた曲は、改めて練習すると、こんなにできないのに弾いてたのか!
と冷や汗をかくことも多いです。
また一方で、儀式の雰囲気の中で初めてわかる曲の感じ、というのもあります。
Tulang lindungという曲は、それだけで練習している時は
のんびりのどかな曲、と思っていました。
一方ワヤン・クリ上演時には、ダランの語りが始まるAlas Arumの前に入るのですが、
この曲で全体がまっすぐ整って物語へと進んでいく、緊張感のある曲に感じました。
そういう経験をさせてもらってからまたレッスンで練習すると、
あの感じ・・・と思い出し、曲が生き生き感じられます。
下手で未熟なうちから経験を積む、というのはこういうことなんだな、と思い、
ありがたい経験をさせてもらってるな〜と思いました。

さて、美味しいお昼をいただいて、たっぷり昼寝もしてから、午後もレッスンでした。
明日は午後いただいたおやつと帰り道のことを書きます。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

ラワール用のナイフ<2017年3月>

knife1-31/03/17
こんにちは。今年3月のバリ島滞在、3月31日の続きです。
師匠宅に行きコピをいただいていると、師匠が嬉しそうに
大きなナイフを持ってきて見せてくれました。
ラワール作りに使う包丁のようなもので、PisauまたはBlakasと言うそうです。
「オーダーしていて、昨日出来上がって取りに行ったばかり」と言います。

このラワール用ナイフのPisau、和包丁と同じように片刃になっていて、
裏側はこんな感じでした。
knife2-31/03/17
この時、バリ島のお盆のような大きな祭礼”ガルンガン”が数日後に控えていました。
ガルンガンの前日には、各家でラワールなどのご馳走を作ります。
ラワールやバビグリンなど、祭礼のご馳走作りはたいがい男性の役目です。
肉を切り分けたり、細かく叩いたりするのに、このナイフを使うのですが、
持ってみるとかなり重く、その重さを利用して骨も叩き切るのでしょう。
日本の包丁に比べ、柄の部分が太くがっしりしています。
この柄のことをPatiといい、これはTiga Kancuの材を使ったものです。
Tiga Kancuの柄は丈夫で美しく、ラワール用ナイフにはよく使われるそうです。
「ガルンガン前には、オーダーがとても混み合うんだ」と言います。
ご馳走だけでなく、作る道具にもこだわるんだな〜と思いました。

Tiga Kancuの木は、師匠宅にも植わっていました。
tiga kancu29/03/17
まだ小さな木で花はついてないのですが、葉の形が独特です。
マメ科のバウヒニアの一種、フイリソシンカかムラサキソシンカの木だと思います。

フイリソシンカの花は、こんな感じです。
bauhinia26/03/14
この写真は、3年前に遊歩道沿いで、散歩中に見た時のものです。
ホテルのガーデンなどにもよく植えられています。
花の形から、英名はOrchid tree、Butterfly treeなどと言われ、
以前調べたインドネシア名もKupu-kupu(蝶)でした。
師匠の言ったTiga Kancuという名は、意味がよくわからないのですが、
葉の形、ということを言ってたような気がします。
ちなみに日本では葉の形から”ヨウテイボク(羊蹄木)とも呼びます。
寒さに弱いのですが、沖縄では植えられているようです。

さて、ラワール用ナイフをしげしげと眺めていたら、
「こんなナイフもあるよ」と師匠は他のものも出してきて並べました。
knife2-31/03/17
真ん中のナイフは、竹を切ったり竹皮をむいたりするのに使うもので、
リンディック(竹製ガムラン)の楽器を作る時にも使うそうです。
このタイプのナイフはMutikと言い、柄の材はKayu Selemだと言っていました。
(これは何の木のことか、調べてもまだわかりません。わかったらまた追記します)
一番上の小ぶりものは、お供えやお飾り作りなど日常的に何にでもよく使うもので、
その辺で安く売っているそうです。(名前は聞き忘れました)

新しいラワール用ナイフ、「なかなかいい出来だな〜」と師匠は嬉しそうです。
その様子に、オダランなどで地域の男性が集まって祭礼料理を作る時は、
きっと皆ご自慢のナイフを持参して、見せ合ったりするんだろうな〜なんて思いました。

さて、コピを飲みながらいただいたのは、大好きなジャジャン(伝統菓子)です。
jajan1-31/03/17
バナナ葉に包まれたもちもち系のお菓子、どれも大好きなんです。
でもお腹にたまるので、あまりたくさんは食べられず、どれからいただこうか、
いつも迷ってしまいます。

いかにもかぼちゃっぽいきれいな色に惹かれ、まずこれを食べました。
jajan2-31/03/17
期待通り、モチモチっとした蒸しパンのような感じで、とても好きな味でした。

もう一つはこちらです。
jajan3-31/03/17
小豆の入った米粉のお餅のような、ういろうのような感じです。
日本のお菓子と違うのは、ココナッツミルクの風味が効いていることです。
これも優しい甘さで、美味しかったです。

明日は、この日にいただいたお昼やレッスンのことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、17年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住むつもりでいます。

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