ベニバナトキワマンサクの花<2017年8月>

morning21-14/08/17
こんにちは。今年8月のバリ島滞在、8月14日朝の続きです。
散歩中、遊歩道沿いのホテルの植え込みで、何だか見覚えのある花を見つけました。
ベニバナトキワマンサクです。
この花は以前、東京で秋に咲いているのを見たので、
バリで見つけたのが意外でした。

これが東京で見た時の写真で、新宿駅西口の、小田急本店とハルクの2階部分をつなぐ
高架の通路沿いに植え込んでありました。
flower@tokyo16/10/12
後ろに見えるのが、小田急本店の建物です。
西新宿では他にも、三井ビル前の植え込みなどにありました。
本来花が咲くのは4〜5月らしいのですが、この時は10月に見たので、
返り咲きだったのかもしれません。

ちなみに、同じ仲間で白い花のものは、”トキワマンサク”と呼ばれます。
日本では中国から輸入されたランの鉢についていた苗が最初だそうで、
1905年にトキワマンサクと名付けられ、当初は中国特産と思われていたそうです。
しかしその後、1930年代になって伊勢神宮などで自生種が見つかり、
日本でも限られた場所で自生していることがわかりました。

最近は、日本でも熱帯系の花を夏場の花壇などで見かけることが多くなりましたが、
逆に熱帯バリでも、うまく育てれば温帯系の花が栽培できるのでしょうね。
このベニバナトキワマンサクも、日本では珍しいというほどではなくても、
バリで見ると、珍しい花だな〜という感じになるのかもしれませんね。

散歩中、時々出会う意外な発見も楽しいし、いつもの花もいいものです。
morning16-14/08/17
遊歩道の浜辺側に、わさわさっと茂っているのはアコン(クラウン・フラワー)です。
小さいうちは草に見えるのですが、これくらい高くなると、
木らしくなってきます。
アコンはガガイモ科の常緑低木で、インド〜インドネシアが原産地です。

英名”クラウンフラワー”の通りの、この花の形がいつも不思議です。
morning-14/08/17
私が遊歩道沿いで見かけるのはいつもこの淡紫色の花ですが、
白花のものもあり、バリでは白花のみ、お供えに使うことがあるそうです。
バリでの名は”Modori”と師匠に聞きました。

茎がトゲトゲの多肉植物・ハナキリンの花はいろんな色がありますが、
赤も緑の中でよく目立ってきれいです。
morning18-14/08/17
こんなふうに、レストランの入口などに植えたり鉢を置いたりしてるのを
よく見かけます。

さて、遊歩道沿いにオオハマボウの木は多いのですが、
花がよく似たサキシマハマボウの木は意外なほど少ないです。
同じ仲間なので、同じように海岸沿いにもっとあっても良さそうなのですが、
サキシマハマボウは、時々しか見ない上、花もあまり咲いてません。
突堤のところに両方の木があったので、葉っぱだけ比べてみました。
こちらがサキシマハマボウの葉っぱです。
morning19-14/08/17
葉の付け根が比較的平らで、葉脈はくっきり目立ち気味です。

こちらはオオハマボウの葉っぱです。
morning20-14/08/17
葉は付け根でこんもり盛り上がって、ハート形になっています。
サキシマハマボウに比べると、葉の全体も丸っこい感じです。
バリ島では多分どちらも”Waru”で、呼び分けていないのではと思います。

さて、この日も浜辺のワルンでコピ休憩をしました。
morning14-14/08/17
足元の砂地で、ハトが歩いて何かつつき回っていました。

日の出の後、太陽がだいぶ昇ってきていました。
時々かかる雲が、太陽の光を一層きらめかせています。
morning15-14/08/17
どんどん変化していく朝の空と海を眺めながらコピを飲み終え、
そろそろ暑くなってきたので、散歩から帰りました。

明日は、この日の午後のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

オオゴチョウの花と実、朝のお供え<2017年8月>

morning8-10/08/17
こんにちは。今年8月のバリ島滞在、8月10日朝の続きです。
遊歩道沿いに、花と実の両方をつけたオオゴチョウの木がありました。
オオゴチョウはマメ科で、低木〜小高木で花も見えやすい高さにあるので、
咲いているとよく目につきます。
花はこの赤橙色で花びらに黄色くふちが入るものを多く見ますが、
他に全体が赤、黄色のものもあります。
花は鮮やかな色の蝶みたいで、長い雄しべが愛らしいですが、
実を見ると、ああやっぱりマメ科なんだな、と思います。
実の付け根に、しおれかけた赤いガクがまだ残っています。

この朝は、植えられたゲッキツの花も見ました。
ミカン科の低木で、花はとてもいい香りがします。
morning15-10/08/17
少し前の記事で、ゲッキツの赤く熟した実のことを書きましたが、
また花も咲いていたのです。
この木は、沖縄でもよく見るのですが、沖縄では5〜6月に花、
少し後に実、という感じで季節がはっきりしています。
バリだとやっぱり、年中何となく花が咲いて実がなる、って感じかもしれません。

ゲッキツの実、これは熟す前のまだ青い実です。
morning16-10/08/17
先が尖ったレモン型の実です。
実はあまり大きくならず、1.5〜2cmくらいのまま熟していきます。

きれいにならした遊歩道沿いのビーチで、石の上にお供えが置かれていました。
morning12-10/08/17
朝は散歩中、あちこちでこうしたお供えを見かけてほっとします。

日常のお供え(canangチャナン)で、こうした器が花形のものは
canang guakチャナン・グアと呼ぶそうです。
morning11-10/08/17
細く切ったヤシの葉を花形に丸めてまとめ、器にしています。
中に盛ったホウセンカやマリーゴールドなどの花びらが鮮やかで、
上にこんもりの緑は、パンダン・ハルム(ニオイアダン)の葉を細く切ったものです。
パンダン・ハルムの葉は香りが強く、お供えも締め切った室内に置くと、
次第にその葉の香りが部屋いっぱいにたちこめるほどです。
お供えには他にボロサンという決まったものを入れ、バナナやお米、クッキーなども
少し載せていることが多いです。
お供えした人が離れたとたん、小鳥や犬、猫などがつついているのもよく見かけます。
これももうつつかれた後みたいで、葉や花びらが少しずれてこぼれています。
お供えの下に見える濃いピンク色の花は、ratnaと呼ばれるセンニチコウです。
このセンニチコウも、祭壇などによく添えられています。
石の手前には線香が立てられています。
お供えには灯した線香を添え、花びらで聖水をかけます。
花、線香、聖水が3点セットみたいな感じです。
どこからかふっと漂う線香の香りや、パンダン・ハルムの葉の匂いに、
いつも他にはない、バリらしい空気を感じます。

途中で、いつもの浜辺のワルンでコピ休憩しました。
morning13-10/08/17
朝日がいっぱいにあたるワルン、どこか懐かしい雰囲気で、
ここでコピを飲むとほっとするのです。

いつもこの辺りに、よくハトがいるなあと思っていたのですが、
この朝、木の上に巣箱があるのに気づきました。
morning14-10/08/17
枝の間に木の棒を渡し、そこに簾を敷いて、その上にいくつか、
発泡スチロールの箱を並べて固定してあります。
誰がどうしてここに巣箱を作ったのかわかりませんが、
ハトくんたちが何羽もくつろいでて、ほのぼのした眺めでした。
このハトくんたちも、ワルンのおじちゃんが浜辺にお供えをすると、
スズメと争うようにしてお供えをつつきに来ます。

明日はこの日の午後のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

※お供えの名前等については、次のサイトを参考にしました。
 「バリ島旅行.com」より「バリ島のお供え物(バンタン)」

ゲッキツの実<2017年8月>

morning19-07/08/17
こんにちは。今年8月のバリ島滞在、7日目朝の続きです。
3月に白い花を見かけた柑橘系の木ですが、今回は実が熟して赤くなっていました。
花を見た時、ゲッキツに似てるなあ、と思いながら確信がなかったのですが、
この熟した赤い実で、そうとはっきりわかりました。
ゲッキツはミカン科の木で、沖縄でよく見かけます。
可憐な花で良い香りがするので、庭先に植えたり、生垣にしてることも多いです。
沖縄での花期は5月頃ですが、一度だけ西表島で実も見ていたので、
この赤い実、同じだ!とわかったのです。

バリにもゲッキツがあったとは、何だか懐かしい感じで嬉しくなりました。
morning20-07/08/17
実はレモンのような形で、ちょっと先が尖っています。
調べて初めて知ったのですが、Wikipediaによれば葉と根は薬用にもなり、
材は硬く緻密で光沢があり、彫刻や刃物の柄などにも使われるそうです。

ちなみに、3月に同じ木を見た時はこんな花が咲いていました。
gekkitsu28/03/17
いかにもミカン科っぽい花ですよね。
柑橘系の花特有の、爽やかなのにかぐわしい香りがします。

花も実も可愛くて、薬用にもなって、材が良質だなんて、
すごい木だったんだな〜と改めて思いました。
赤い実は食べられると、Wikipediaにはありました。
morning18-07/08/17
私は食べてみたことはないので、美味しいかどうかはわかりません。
よく見たら、あちこちに熟した赤い実がありました。

さて、風が強く涼しいこの時期、ジュプン(プルメリア)の木は、
かなり葉を落とすものもあります。
morning17-07/08/17
枯れ木のような枝、でも先にはちょろっと花が付いています。

オオゴチョウは、いつも花に目が行くのですが、
マメ科らしい葉も可愛いなあと思いました。
morning21-07/08/17
ちっちゃく丸いつぼみも、あちこちについていました。

サンユウカはどの季節に来ても花を咲かせていて、
ああいつもの姿だなと、どこか落ち着きます。
morning22-07/08/17
風車のような花びらが愛らしいです。

明日は、この日の午後のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

曇りの朝のオオハマボウ<2017年8月>

morning7-04/08/17
こんにちは。今年8月のバリ島滞在、4日目朝の続きです。
遊歩道沿いに低く枝を伸ばしたオオハマボウの木があり、
この朝は可愛い黄色の花が咲き始めていました。
いつもは高い枝に咲いていることが多いのですが、この高さなので、
間近に花が見えました。
曇り空の風景に、明るいランプが灯ったみたいに見えます。

いつも見上げて眺めるオオハマボウの花、見下ろしてみると
花びらの根元、ガクの辺りは赤い色だなと気づきました。
morning6-04/08/17
開いた花を下から見ると、奥にこの赤い色が見えるのですが、
外側からこんなふうに見たのは初めてでした。
よく見る花も、見る角度でまた違う美しさがあるなと思いました。

オオミフクラギは、丸い実がたくさんついていました。
morning5-04/08/17
この実は有毒なので、眺めるだけです。

遊歩道のかなり北の突堤では、先の方に何か看板が作られてました。
morning12-04/08/17
"traveloka”というインドネシアの旅行会社の広告?みたいです。
数日後にフェスティバルがあったので、スポンサーか協賛だったのでしょうか。
海辺に何箇所かある突堤、時々こんなふうに、唐突に看板などができてます。

この突堤のたもとには、ゴバンノアシの木があります。
花や実がなくても、この大きな葉が特徴的で、そうとわかります。
morning11-04/08/17
一本の木でかなり広く影ができ、何人もの人がその木陰でくつろいでいます。
ところで、木の下の男性はマスクをしていますが、バイクに乗る時、
こうしたマスクをしている人も最近多く見かけます。
車やバイクが増えて道もよく渋滞しているので、特にバイクだと
排気ガスや埃がかなり辛いのでしょうね。

この突堤より北側には、近隣の島へ行くスピードボートがたくさん停泊しています。
morning10-04/08/17
桟橋などがなく、浜から直接ボートに乗り込むので、こんなふうに満ち潮の時や、
波が荒い時はちょっと大変そうです。

明日もこの朝の続きを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!

甥っ子くんが見せてくれた、中庭の花や薬草<2017年8月>

flowers8-03/08/17
こんにちは。今年8月のバリ島滞在、3日目の師匠宅の続きです。
待ち時間、ちょっと退屈そうな私に気づいたのか、師匠の甥っ子くん(幼稚園生)が、
こっちこっち〜と手招きして、中庭のお花見物につきあってくれました。
家寺の中には、Soka(ソカ=和名サンタンカ)の花がきれいに咲いています。
サロンも巻いてないし躊躇したのですが、甥っ子くんが「こっちで写真撮りなよ」と
手招きしてくれたので、お言葉に甘えて家寺にお邪魔しました。
祠の後ろで、赤い花がたっぷり咲いて見事です。

すぐ横にはSandat(サンダット=一般名イランイラン)の花も咲いています。
flowers7-03/08/17
お供えや、儀礼の髪飾りに使われる香りのよい花です。
民家で栽培するのは、背が高くならない矮性のチャボイランイランが多いようです。
(普通のイランイランだと、高さ20mくらいにまで育ちます)

地面にはたくさん、ツボクサが生えています。
flowers9-03/08/17
バリではこの葉をdaun piduhと呼び、抗炎症作用、鎮痛作用、利尿作用などがあり、
すぐれた薬用植物の一つです。
以前師匠にその話を聞いていたのですが、この時甥っ子くんも、
「この葉、薬に使うんだよ」と言います。
おお、おチビなのに知ってるんだ、すごい!と思いました。
甥っ子くんはよく中庭で、凧作りや家寺の補修をするおじいちゃんにくっついてるので、
おじいちゃん(つまり師匠のお父様)に植物の話を聞いたのかもしれません。

そして、これは”daun base(ダウン・バセ)”、これもobat(薬)だよと、
他の植物に絡んだつるから見つけてくれました。
バリではバセ、インドネシア語ではシリーと呼びます。
flowers12-03/08/17
この葉も薬用として使える範囲が広く、鎮痛、咳、不眠にも良いのだそうです。
でも一番よく使われるのは、これにビンロウというヤシの赤い実を石灰とともに巻き、
噛みタバコのようにする嗜好品です。
軽い酩酊作用があるそうで、宗教儀式にも古く使われてきた他、
歯痛にも効き、歯が丈夫になるというので愛好する人も昔は多かったようです。
今でも儀式の時にはそれを客人に勧めたり、供物に載せたりするようです。

頭の上にはlelegundi(リリグンディ=ミツバハマゴウ)の実がなってました。
flowers11-03/08/17
これも薬用になる他、すーっとした芳香があり、蚊よけに使います。
葉をもんで肌につけてもいいのですが、枝葉をいぶした煙で蚊を追いやることも
農村地帯ではよく行うそうです。
この枝葉を燻して蚊よけにするのは、沖縄・西表島でも実際にやっているのを見たので、
バリと同じだ!と驚いたのを思い出します。

暇つぶしの中庭散歩に、思いがけず甥っ子くんが付き合ってくれて、
しかも植物のことを教えてくれて、楽しく遊んでもらっちゃいました。
私がよく写真を撮ったり、師匠に聞いたりしていたので、この人草花に興味あるんだな、
と前からわかっていたのでしょう。
甥っ子くんも植物に興味があって楽しそうなので、私も嬉しくなりました。
男の子でも、きっと心優しい繊細な子なんだと思います。
どちらかというと夫によく懐いて一緒に遊んだりしてたのですが、この日以来、
何か見つけると私を呼んでくれたりして、私も前より親しくなれました。
将来、お花や植物の話が色々できそうで、楽しみです。

他の子のレッスンが終わったら、また練習できるかなと思ったけど、
もう夕方になってしまい、この日はそのまま終了でした。
もう少し練習はしたかったけど、甥っ子くんのおかげで待ち時間も楽しく過ごせました。
家族みんなに、気を使って良くしてもらっていて、本当にありがたいです。

明日は、この日の夕飯のことを書きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
Sampai jumpa besok(また明日)!
プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

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