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明けましておめでとう

明けましておめでとうございます。

昨年は記事を書けませんでした。
里花がいなくなってから、しばらくは辛さや虚しさはその他諸々の感情が湧いてきました。
昨年は里花がいない毎日が続き、里花のいない日々を送らなければいけない。里花がいないのが当たり前になって、里花がいない日々を送るしかない。
これは当然のことだけど、うまく言い表せないけど、彼女のいないことを認めるしかない。表現する言葉を持ち合わせていない。

毎日、一人であることを受け入れるしかない。
だからか、朝起きた時と、寝る前に、必ず理科に手を合わせ挨拶をするようになりました。返事はないのだろうけど、里花の声が聞こえます。食事をする時も、「里花、いただきます。」と手を合わせます。目の前で里花も「いただきます。」をしています。

もう、このブログを訪れてくれる人もいないでしょう。これだけ、間を開けたので。
でも、里花の文章を読んだことがある人が訪れてくれてると嬉しいな。
里花が確かにこの世に存在して、旅行の文章を発信していたことがあったのです。
里花は1回目の退院の後、このブログを始めました。彼女は頑張りました。
里花は2回目の入院の時に、皆さんにメッセージ(治療について)を送りました。それが最後です。

皆さん、元気ですか?
皆さんの健康と長寿を、里花と共にお祈りします。
読んでくれた方がいたら、ありがとう。
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早朝の小さな地震

先日、早朝のことです。
まだ私は寝ていました。
夢を見ていました。内容は覚えていません。
夢の中で、
「気をつけて」
という文字が突然割り込みました。
声はしたような、しないような。
すぐに目が覚め、身構えました。
直後、地震が起きました。
小さな自信でした。

このことを里花の先生にメールしたところ、
「私は夢の中で、亡くなった父と話している。
それは、里花だろう。」
という返事が帰ってきました。
私も同感。里花だ。

最近、里花と会話をするのではなく、里花の好み・考え方が自分の中に育っているのを感じます。
うまく言えないけど。

里花の先生は、現在の私の先生です。
以前の私の先生は、亡くなった里花の先生の父親です。
早くバリに戻って、グンデル・ワヤンの練習をしたい。

里花の母から電話する度に言われます。
「里花の代わりに、長生きしてほしい。」
でも、里花のいない時間は辛い。

皆様の健康と長寿をお祈りします。
里花の家族
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朝のメール

昨日、朝、里花の先生からメールが来た。
「おはよう。今日はサラスワティの日です。お祈りをしましょう。」

里花とバリにいる時、里花の先生宅に行くために準備している。
あとは部屋を出るだけという時間になって、メールが来る。
まるで同じ部屋で見ていたかのように。
里花「先生からメールが来た。今日、お祈りがあるって。」
私「それで、色は? 場所は?」
里花「書いていない。聞くね。」

里花「色は白。部屋で着替えてこい、って。場所は書いてない。」
私「僕は?」
里花「書いてない。」

色とは、里花はクバヤ、サロン、私はウドン(バリ鉢巻のこと)などの色のこと。
素材は、バティックか、など。
場所とは、自宅のお祈り所か、他人の家か、お寺か。
他人の家の場合は、里花は先生と演奏がある? 私は撮影。

前日会っているのに、その日の朝にならないと話が来ない。
それも部屋を出る直前に来る。
既に里花と朝の挨拶をメールでしているのに。

「着替えて来い。」と言われるが、最近は着替えて行かない。
決まり文句だ。
どうにかになる、Tidak,apa,apa.

昨日、メールが来た時、里花はいない。
ここは日本。
そして、里花もBapak(バパ)も既に旅立っている。

サラスワティの日、年に2度あり、学校はあるけど授業はない。
この日は勉強してはいけない。ヒンズーの学校ではお祈りをする。
里花の先生の子供の様子をメールで聞く。
「学校は休み。子供は一緒に既にお祈りをした。」
サラスワティは女神で、楽器や書物を持っている、学問の神様。
今も感染対策で、バリの学校は休校が続いている。

去年のこの時期には私はバリにいた。
始め他人事だと考えていた感染が身近に迫るのをバリで肌で感じた。
インドネシアでの感染は日本人が初めてあった。
その時は、ワルンに行っても避けられた。
道で知らない人に、「君は日本人か?」と聞かれた。
英語、インドネシア語で。

バリで、里花との生活は戻って来ない。
日本で、一日中誰とも話さない日も続く。

里花の先生は、自分の家族を「あなたのバリの家族」と呼ぶ。
ありがたい。
里花が一番望んだことだ。
でも、里花はいない。

皆様の健康と長寿をお祈りします。
里花の家族より
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里花と、毎年、年末恒例行事

3年前の大晦日には、バリの病室にいた。
里花は天井を見つめていた。
入り口のソファーには里花の先生とその家族が座っていた。

年越しの時間になり、花火が上がった。
時間も遅いので、里花の先生とその家族はすでに帰っていた。
里花と二人きりになった病室で、里花に声をかけた。
「花火が上がったよ。そこから見られる?」
里花は、
「興味ない。見えない。」
里花にも位置的に花火を見ることができたと思うが、
自分の体のこと、帰国のこと、その後のことなどを考えると、それどころではないだろう。

里花は病気になる前は、この時期決まって言う台詞がある。
「今年のあなたの重大ニュースは何? ただし、楽しいことを言うのよ。
 嫌なこと、思い出したくないことは言わないこと、分かった!?」
一緒になってからは二人で過ごす時間が多くなった。
二人ともほぼ同じ体験をしているはずなのに、思い出すことは違っていた。
相手に言われ多い出すことも多かった。
もちろん一致していた出来事も多かった。

重大ニュースで、10大ニュースだ。
でも、楽しかったことを10個思い出すことは私はできなかった。
里花は、
「10では足りない、もっとあるよ。
 楽しいことがいっぱいあったから。じゃ、もっと言おうか?」

「今年の里花の重大ニュースはなんですか?」

今も里花の机の上は、バリに出かける前のままです。
京都で買った、唐草模様の小さな風呂敷の上に小物が並んでいる。
私がプレゼントした風呂敷だ。
バリから帰ってきたら生活できるように、必要なものが並んでいる。
里花が帰ってくるような気がして、里花の部屋はそのままだ。

里花の先生に先日メールをした。
今は、私のグンデル・ワヤンの先生で、友達で、家族だ。
里花の先生は、
今も一年前に亡くなった父親バパのことを思い出して、
涙が出ることがあると、メールに時々書いてくる。
彼の父親バパは、私のグンデル・ワヤンの先生だった。
里花の先生は、
「今はバパが里花に教えているよ。先生と生徒の交代だね。」

「里花、今年の僕のニュースは、
 2・3月はバリにいました。初めて滞在を延長しました。
 バリから帰ってきてからは、走ることが一日の中心になりました。
 最近3ヶ月は毎月400キロ走っています。」
「里花、またジャズを聴き始めました。
 ビ・バップ、ハード・バップと言われる演奏が好きです。
 レコードやCDは集められないので、ストリーミングを聴いています。
 断捨離したいので、収集はできません。」
 「3つしかありませんが、里花、いつも僕はこんなものです。」

里花の先生と、いつも祈っています。
皆様の、世界の、健康と長寿を祈っています。
里花の家族より
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里花と話したい。

ネットのニュースで在宅時間が増えたので、オーディオに再興味を持つ人が増えたという記事を見た。
実は私もストリーミングを利用して、以前聴いていた音楽を聴き出した。
3ヶ月無料なので、取り敢えず聴いてみようということだ。
以前からプライムで音楽を聴いていたが、聴きたい音楽が更に課金が必要なのでうんざりしていた。

10代はロック中心で、フォーク、ジャズも聴いていた。
レコード、ラジオが音源だった。
働き出してオーディオ機器を揃え、ジャズのレコードを買い漁った。
20代後半の時に理由は分からないが、急にジャズに入り込めなくなった。
熱が冷めてしまった。
レコード針も入手できなくなり、買い置いた針も底をついた。

沖縄に行くようになり、沖縄民謡に興味を持った。
ちょうど里花と知り合い、二人で三線を手に入れた。
里花と何かするのが楽しかった。
ネットなどないから、情報は他人に聞くか、本を読むしかなかった。

ネットのニュースコラムで、
最近音楽に興味が持てなくなったという20代の方の文章を読んだ。
「そうなんだよ。
 急にあんなに好きだった曲に関心が持てなくなる時が来ることがあるんだ。」
でもね。私は続けて言いたくなった。
「時間が経って、急にリズムが蘇ることがあるんだ。
 音楽が、曲が沁みてくる時がきっとあるよ。
 20代の君も人生後半で興味が持てる時が来るから、しばらくは別のことをしたらいいよ。」

「里花、君はその頃何を聴いていたんだい。
教えてほしいなぁ。」
里花の好きだったものをもっと知りたかった。
私の好きなものを知ってほしかった。
里花は、
「あなたの聴く音楽は本当に不健康そうね。
私には合わないわ。」
きっと、そう言うだろうなぁ。
その声を聞きたい。

皆様の健康と長寿をお祈りします。
里花の家族より
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プロフィール

里花

Author:里花
花々と緑あふれる大好きなバリ島に、18年ほど前から通い続けています。
神々への感謝と祈りとして芸能を捧げるこの島で、ここ数年の滞在中は伝統音楽ガムランの楽器グンデル・ワヤン(上写真)を習っています。
現在東京在住ですが、近いうちバリ島に住みたいです。

※12/12〜年末まで、国内旅行編です。
 バリ島編は、年末に再開します。

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